【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、値がさ株が買われ連日のバブル後高値 (5月30日)

市況
2023年5月30日 17時27分

日経平均株価

始値  31196.24

高値  31374.83(14:16)

安値  31064.19(11:01)

大引け 31328.16(前日比 +94.62 、 +0.30% )

売買高  11億1540万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆0194億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は94円高と4日続伸、連日のバブル後高値更新

2.前日のニューヨーク市場は休場でやや手掛かり材料難の展開

3.午後にかけ欧州筋とみられる買いが流入し上昇基調強める

4.アドテストやファストリ、ファナックなどの値上がりが寄与

5.経産省がAI半導体開発支援と報じられソシオネクスなど上昇

■東京市場概況

前日の米国市場は、メモリアルデーの祝日で休場。

東京市場では、日経平均株価は4日続伸。相場は底堅く連日でバブル後高値を更新した。

前日の米株式市場は、メモリアルデーで休場だった。このため、朝方はやや手掛かり材料難となるなか、日経平均は小幅安でスタートした。その後、一時プラス圏に浮上する場面があったが前場は軟調に推移した。ただ、後場に入ると半導体関連株などに買いが入り、日経平均は再びプラス圏に浮上。欧州勢からの買いが入ったとの思惑も出ていた。結局、日経平均株価は上昇し前日に続きバブル崩壊後の高値を更新して取引を終えた。ただ、TOPIXは小幅安となり、日経平均への寄与度の高いハイテク株などが相場を牽引した様子だ。

個別銘柄では、アドバンテスト<6857>が連日の上場来高値に買われた。経済産業省がAI半導体の開発を支援すると報じられたことを受けソシオネクスト<6526>に買いが集まったほか、SCREENホールディングス<7735>やディスコ<6146>といった半導体関連株が引き続き買われた。ファーストリテイリング<9983>やファナック<6954>といった日経平均株価への寄与度の高い銘柄が上昇した。三菱商事<8058>やトヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>も値を上げた。

半面、レーザーテック<6920>やソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>が安く、オリエンタルランド<4661>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、日本電信電話<9432>が軟調。三菱重工業<7011>やダイキン工業<6367>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、ファナック <6954>、TDK <6762>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約84円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アステラス <4503>、リクルート <6098>、セブン&アイ <3382>、OLC <4661>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約23円。

東証33業種のうち上昇は7業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)精密機器、(3)その他製品、(4)輸送用機器、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)金属製品、(3)水産・農林業、(4)サービス業、(5)陸運業。

■個別材料株

△熊谷組 <1861> [東証P]

オアシス・マネジメントが大株主に浮上。

△フジ日本 <2114> [東証S]

今期純利益予想引き上げと増配を好感。

△セキュアヴェ <3042> [東証G]

子会社のセキュリティー運用ソフトウェアがAWS認定に。

△サンワカンパ <3187> [東証G]

ガーデン雑貨「ミニガビオン」の販売開始を材料視。

△enish <3667> [東証S]

「ゆるキャン△」初のオンラインゲームへ。

△ショーケース <3909> [東証S]

開発不要の公的個人認証サービス機能をリリース。

△チェンジHD <3962> [東証P]

鹿児島銀行とDX人材育成推進を目的に協業。

△ACCESS <4813> [東証P]

2~4月期黒字転換で高進捗。

△ソシオネクス <6526> [東証P]

経産省がAI向け半導体開発など支援と伝わる。

△のむら産業 <7131> [東証S]

外食向け包装資材の需要回復で上期業績は計画上振れ。

▼タマホーム <1419> [東証P]

5月末権利落ちで処分売りが優勢に。

▼プラネット <2391> [東証S]

第3四半期累計は経常14%減益で進捗率64%。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)A&Dホロン <7745>、(3)ソシオネクス <6526>、(4)ツカダGHD <2418>、(5)日電子 <6951>、(6)オロ <3983>、(7)セグエG <3968>、(8)日東工 <6651>、(9)千葉興 <8337>、(10)日東紡 <3110>

値下がり率上位10傑は(1)タマホーム <1419>、(2)1stコーポ <1430>、(3)住江織 <3501>、(4)小津産業 <7487>、(5)ライク <2462>、(6)Dmミックス <7354>、(7)ブックオフG <9278>、(8)力の源HD <3561>、(9)モリト <9837>、(10)E・JHD <2153>

【大引け】

日経平均は前日比94.62円(0.30%)高の3万1328.16円。TOPIXは前日比1.43(0.07%)安の2159.22。出来高は概算で11億1540万株。東証プライムの値上がり銘柄数は574、値下がり銘柄数は1197となった。東証マザーズ指数は747.61ポイント(14.15ポイント高)。

[2023年5月30日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.