「水素ステーション」が13位に浮上、水素基本戦略6年ぶり改定で<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素ステーション」が13位に浮上している。
政府は6日、水素社会の実現に向けた指針「水素基本戦略」を6年ぶりに改定した。アンモニアを含む水素の導入について、2040年までに今(22年度、200万トン)の約6倍にあたる年1200万トンとする目標を新たに掲げた。また、今回新たに水素の産業競争力強化や安全な利活用に向けた「水素産業戦略」「水素保安戦略」の2つの方針を重要な柱として盛り込んだ。
これを受け、株式市場では水素関連への関心が高まっており、その派生テーマである水素ステーションの注目度もここにきて急上昇している。基本戦略では水素ステーションの整備を後押しする方針も示されており、2030年度までに1000基程度を目指す構えだ。
関連銘柄としては、水素ステーションを運営する伊藤忠商事<8001>やENEOSホールディングス<5020>、岩谷産業<8088>、エア・ウォーター<4088>など。岩谷産はコスモエネルギーホールディングス<5021>と共同で、新会社「岩谷コスモ水素ステーション合同会社」を今年2月に設立している。関連中小型どころでは、水素製造装置などステーション向け設備を手掛ける三菱化工機<6331>、「水素ステーション用圧縮機」で国内トップの納入実績を誇る加地テック<6391>、このほかステーション向け製品を取り扱うハマイ<6497>などがある。