「円安メリット」が24位にランク、日銀の金融緩和維持が輸出関連株の追い風に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円安メリット」が24位となっている。
円安が進行している。19日午前10時時点でドル円相場は、1ドル=141円90銭前後で推移。昨年11月下旬以来、7カ月ぶりの円安水準にある。14日に結果が発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利は据え置かれたが年内2回の利上げが示唆された。また、欧州中央銀行(ECB)は15日に0.25%の利上げを決めた。その一方、日銀は16日にマイナス金利政策の継続を決定した。米国や欧州との金利差拡大が意識されるなか、円は独歩安基調にあり、対ユーロでは15年ぶりの安値圏に下落している。
こうしたなか、株式市場では輸出株を中心とする円安メリット株を見直す動きが強まっている。例えば、自動車ではトヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>の24年3月期の想定為替レートは1ドル=125円とされている。工作機械の牧野フライス製作所<6135>は1ドル=127円、キヤノン<7751>の23年12月期は1ドル=130円とされている。足もとの円安進行により、輸出関連株には業績増額期待が膨らんでいる。