話題株ピックアップ【夕刊】(3):カルナバイオ、一家HD、みらいWKS

注目
2023年7月10日 15時16分

■カルナバイオサイエンス <4572>  1,002円  +92 円 (+10.1%) 一時ストップ高   本日終値

カルナバイオサイエンス<4572>は大幅高で年初来高値更新。前週末7日の取引終了後、米ギリアド・サイエンシズ<GILD>と共同出願した特許について、米国特許商標庁から特許査定を受けたと発表。これを好感した買いが入った。同特許は、カルナバイオが創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連したもの。会社側では、23年12月期連結業績予想に与える影響はないとしている。

■一家ホールディングス <7127>  679円  +34 円 (+5.3%)  本日終値

一家ホールディングス<7127>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末7日の取引終了後に発表した6月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比10.7%増となり、2ケタ増収基調が続いたことが好感された。客数が同9.2%増と牽引したほか、客単価も同1.4%増となった。

■みらいワークス <6563>  1,058円  +43 円 (+4.2%)  本日終値

みらいワークス<6563>が反発。後場に上げ幅を拡大した。10日、あおぞら銀行<8304>の子会社であるGMOあおぞらネット銀行と、人材支援を主とした戦略的パートナーシップを締結したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。みらいWKSに登録する独立プロ・テック人材が、GMOあおぞらネット銀行のプロジェクトのメンバーとなってサービス開発を推進。同行の顧客企業に対し利便性の高いサービスの創出・提供を目指すという。

■萩原工業 <7856>  1,498円  +60 円 (+4.2%)  本日終値

萩原工業<7856>はマドを開けて大きく切り返す展開、年初来高値を更新するとともに21年11月以来約1年8カ月ぶりの高値圏に浮上した。土木建築向けを主力とした合成樹脂シートを手掛けるが、コンクリートのひび割れや伸縮を抑制する樹脂製の補強繊維「バルチップ」は同社の戦略商品として世界トップシェアを誇り、国内でも国土強靱化関連の一角として頭角を現している。23年10月期営業利益は前期比24%増益見通しで、PER7倍台、PBR0.7倍台は株価指標面から割安感が強い。

■ファーストブラザーズ <3454>  1,020円  +37 円 (+3.8%)  本日終値

ファーストブラザーズ<3454>が大幅高で新値追い。同社は7日取引終了後、23年11月期第2四半期累計(22年12月~23年5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比2.7倍の27億2600万円となり、通期計画の25億2500万円を超過したことが好感されたようだ。売上高は同39.4%増の119億8700万円で着地。比較的利益率の高い賃貸不動産の売却が完了したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■和田興産 <8931>  1,077円  +36 円 (+3.5%)  本日終値

和田興産<8931>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。前週末7日の取引終了後、24年2月期の単独業績予想について、営業利益を36億円から41億円(前期比6.6%減)へ、純利益を19億円から22億円(同7.6%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各25円の年50円から、各26円の年52円へ引き上げたことが好感された。売上高は390億円(同8.7%減)の従来見通しを据え置いたものの、足もとでその他不動産販売セグメントや戸建て住宅販売セグメントの売り上げが伸長していることに加えて、分譲マンション販売セグメントでの好調な販売契約推移により、採算性の向上が見込まれることなどが要因としている。

■アクセスHD <7042>  1,056円  +34 円 (+3.3%)  本日終値

アクセスグループ・ホールディングス<7042>が続伸。同社はきょう正午ごろ、子会社のアクセスネクステージが今後更にニーズが高まるリカレント教育、リスキリング教育におけるプロモーションや業務支援を強化すると発表。同時に、このほど私立大学通信教育協会から同協会が主催し、加盟大学の出展により入学希望者に対面相談を行う「合同入学説明会」の会場運営及び告知広告業務を受託したと発表。同業務を起点に、通信教育課程を持つ私立大学、大学院、短期大学への業務支援を強化するとともに、各種資格検定関連におけるプロモーションや運営業務など、新たな分野での受託拡大に取り組むとしている。

■インターアクション <7725>  1,415円  +43 円 (+3.1%)  本日終値

インターアクション<7725>は大幅続伸。前週末7日の取引終了後、取引先からイメージセンサー検査関連製品の大口受注を獲得したと発表したことが好感された。受注金額は7億4700万円で、納期は24年3月から5月を予定。なお、売り上げ計上は24年5月期第4四半期を予定しており、集計中の23年5月期業績への影響はないとしている。

■ジャステック <9717>  1,351円  +38 円 (+2.9%)  本日終値

ジャステック<9717>が5日ぶりに反発している。前週末7日の取引終了後に発表した第2四半期累計(22年12月~23年5月)単独決算が、売上高103億500万円(前年同期比11.8%増)、営業利益14億6400万円(同12.2%増)、純利益10億6700万円(同13.5%増)と2ケタ増収増益となったことが好感されている。引き続き幅広い業種からの受注獲得活動を展開し、特に素材・建設業及び電力・運輸業を中心に受注拡大を図ったことが奏功。受注案件が徐々に大型化していることも寄与した。なお、23年11月期通期業績予想は、売上高202億9200万円(前期比6.5%増)、営業利益29億2000万円(同1.0%増)、純利益20億6800万円(同1.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■ダイセキS <1712>  1,378円  +25 円 (+1.9%)  本日終値

ダイセキ環境ソリューション<1712>が続伸し年初来高値を更新した。午前10時10分ごろ、世界初となるバイオディーゼル燃料の分離膜による精製処理設備建設に着手すると発表しており、好材料視された。これまでのバイオディーゼル燃料の精製は小規模な蒸留施設が使われることが多く、非効率で、環境負荷の大きな精製方法だったが、今回の分離膜による精製処理設備の導入により、蒸留装置の約17倍となる年間1200キロリットルの精製が可能になるという。愛知県の「2023年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金(リサイクル関係設備整備事業)」の採択を受けて建設するもので、バイオエナジーセンター(愛知県東海市)に導入の予定だ。

●ストップ高銘柄

エコートレーディング <7427>  992円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

エクスモーション <4394>  1,000円  -300 円 (-23.1%) ストップ安   本日終値

ヘリオスTH <6927>  622円  -150 円 (-19.4%) ストップ安   本日終値

シーズメン <3083>  677円  -150 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値

海帆 <3133>  474円  -100 円 (-17.4%) ストップ安   本日終値

オンコリス <4588>  513円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

以上、5銘柄

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