「パワー半導体」が8位にランク、次世代素材の酸化ガリウムを用いた研究開発が加速へ<注目テーマ>

特集
2023年8月3日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  インド関連

2  半導体

3  地方銀行

4  人工知能

5  JPX日経400

6  金利上昇メリット

7  2023年のIPO

8  パワー半導体

9  生成AI

10  銀行

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パワー半導体」が8位となっている。

電気自動車(EV)の高機能化などにつながるパワー半導体で、炭化ケイ素(SiC)に続く次世代の素材として酸化ガリウム(Ga2O3)への関心が高まっている。酸化ガリウムを材料としたパワー半導体は、窒化ガリウム(GaN)や炭化ケイ素を材料としたパワー半導体よりも高出力・高効率な特性が得られることが期待されているためだ。

このほど酸化ガリウムウエハーを開発・製造・販売するノベルクリスタルテクノロジー(埼玉県狭山市)が行った第三者割当増資で、安藤・間<1719>やトレックス・セミコンダクター<6616>、タムラ製作所<6768>、岩谷産業<8088>の関係会社である岩谷ベンチャーキャピタルが追加出資。また、日本酸素ホールディングス<4091>グループの大陽日酸や三菱電機<6503>などが新たに出資した。

大陽日酸は出資により、酸化ガリウムのエピウエハー製造に使用する量産型酸化ガリウムエピ成膜装置の開発を加速するとともに、拡大するパワー半導体市場への対応スピードの向上を図りたい考え。三菱電は自社が長年培ってきた低電力損失で信頼性の高いパワー半導体の製品設計や製造技術と、ノベルクリスタルテクノロジーの酸化ガリウムウエハーの製造技術を融合することで、省エネ性に優れた酸化ガリウムを用いたパワー半導体の研究開発に弾みをつけるとしている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.