「生活防衛」が18位にランクイン、物価高長期化で消費者の節約志向更に高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生活防衛」が18位にランクインしている。
資源エネルギー庁が8月30日に発表したレギュラーガソリンの店頭小売価格(消費税込)の全国平均は、185.6円と15週連続の値上がりとなった。比較できる1990年以降で最も値段が高かった08年8月の185.1円を上回り、15年ぶりに記録を更新した。
ガソリン価格やエネルギー価格の高騰をはじめ、物価高が長期化している。一方で、毎月勤労統計調査によれば、物価の影響を除いた6月の実質賃金は前年同月比1.6%減と15カ月連続の前年割れとなり、家計調査報告でも6月の可処分所得は9カ月連続で実質減少している。今年の春闘では企業の賃上げ姿勢が例年になく強まったものの、賃上げ率を打ち消すほどのインフレの存在が勤労世帯の消費意欲を減退させており、消費者は節約志向を強めている。これがテーマとしての「生活防衛」への関心を高めることにつながっている。
この日の関連銘柄の動きでは、ゲオホールディングス<2681>、トレジャー・ファクトリー<3093>、テイツー<7610>など中古品の買い取り・販売を手掛ける銘柄が堅調。カカクコム<2371>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>、ハイデイ日高<7611>などもしっかりとなっている。