「電気自動車関連」が6位にランク、需要取り込みを狙う部材企業の動きが活発化<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車関連」が6位となっている。
脱炭素社会の実現に向け、ガソリン車やディーゼル車から電気モーターを動力源として走行する電気自動車(EV)への転換を図るEVシフトが世界的な潮流となっている。
こうしたなか、EV関連の部材を手掛ける企業の間で需要を取り込もうとする動きが活発化している。直近ではNTN<6472>が6日、電動化シフトが進む自動車・建機向けや成長分野向けの設備投資に充てるため、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行し、約220億円を調達すると発表。JFEホールディングス<5411>は5日、EVの普及で急速な需要増加が見込まれる高性能鋼材「電磁鋼板」の生産増強などを目的に公募増資とCBを組み合わせて総額約2100億円を調達することを明らかにした。
このほかでは、信越化学工業<4063>と沖電気工業<6703>が5日、EVの電費向上や電池搭載容量の削減につながるパワー半導体で、窒化ガリウム(GaN)を使ったパワーデバイスの素材を低コストでつくる技術を開発したと発表。リョーサン<8140>は4日、中国のEV開発大手の阿爾特汽車技術(IAT)と四川省成都市に合弁会社を設立することで合意したことを明らかにしている。また、東洋インキSCホールディングス<4634>は8月21日にリチウムイオン電池用カーボンナノチューブ(CNT)分散体事業の説明会資料を公表し、このなかで2026年度の売り上げ目標として400億円超を掲げている。