「eスポーツ」が18位にランクアップ、23日開幕のアジア競技大会で初採用され関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「eスポーツ」が18位にランクアップしている。
アジア競技大会が9月23日に中国・杭州で開幕する。同大会は原則として4年に1度開催されるスポーツ大会で、19回目となる今大会は本来であれば22年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により1年延期となっていた。
今大会には日本を含む40以上の国・地域が参加し、野球やサッカー、陸上、水泳などのオリンピックと同じ競技のほか、囲碁やシャンチー(中国将棋)などのボードゲームをはじめ、スカッシュ、カバディ、セパタクローなどのアジア特有の競技が実施される。このなかで特に注目されているのが、今回初めて正式競技に採用されたeスポーツだ。
eスポーツとは周知のとおり、格闘、シューティング、戦略などの対人ゲームが競技化されたもので、コンピューターゲームやビデオゲームで行われる競技のこと。今大会ではカプコン<9697>の格闘ゲーム「ストリートファイター」など7種目の競技タイトルが用意され、日本勢はこのうち3種目に出場する。前回大会でデモンストレーション競技としてeスポーツが実施された際には、日本は1種目で金メダルを獲得している。
アジア競技大会以外でも、IOC(国際オリンピック委員会)が今年6月、「オリンピックeスポーツウィーク」をシンガポールで初開催するなどeスポーツの地位は上昇しており、関連企業のビジネスチャンスは更に拡大が見込まれている。この日の関連銘柄の動きでは、eスポーツ事業を展開するウェルプレイド・ライゼスト<9565>を子会社に持つカヤック<3904>や、eスポーツ実業団を運営するアカツキ<3932>が反発している。