話題株ピックアップ【夕刊】(2):アステラス、MIXI、テクマト

注目
2023年9月25日 15時14分

■アステラス製薬 <4503>  2,156.5円  +60.5 円 (+2.9%)  本日終値

アステラス製薬<4503>が5日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、米製薬企業のシーゲン<SGEN>と共同開発を進める「パドセブ(一般名エンホルツマブ ベドチン)に関し、尿路上皮がん患者を対象とする第3相EV-302試験で良好な結果が判明したと発表。新薬の実用化と中期的な業績へのポジティブな影響を期待した買いが集まった。今回の治験は米メルク<MRK>の「キイトルーダ」とパドセブの併用療法と化学療法を比較するもので、併用療法群は主要評価項目を達成したという。今回の結果は、グローバルでの承認申請用の基礎データや、米国での迅速承認の検証試験データとして使用されるとしている。

■MIXI <2121>  2,458円  +64 円 (+2.7%)  本日終値

MIXI<2121>が5日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、9月29日付で自社株450万株(発行済み株数の5.75%)を消却すると発表したことが好感された。なお、消却後の発行済み株数は7363万850株となる予定だ。

■テクマトリックス <3762>  1,557円  +38 円 (+2.5%)  本日終値

テクマトリックス<3762>が5日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、24年3月期の配当予想について、中間8円・期末16円の年24円から中間9円・期末16円の年25円(前期23円)に増額修正したことが好感された。

■JCRファーマ <4552>  1,381円  +32 円 (+2.4%)  本日終値

JCRファーマ<4552>が4日ぶり反発したほか、カルナバイオサイエンス<4572>、キャンバス<4575>、メディシノバ・インク<4875>、クリングルファーマ<4884>などバイオ関連株に動意づく銘柄が相次いだ。政府は10月にまとめる経済対策で重要物資の供給力の強化を盛り込む調整に入ったことが伝わっているが、そのなか半導体や蓄電池と並んで、バイオ関連なども対象に5~10年の単位で企業の生産コストの負担を軽減する税制を検討する方向にある。民間企業の参入に際し、リスクが高い分野で政府が支援する構えにあることで、バイオベンチャーへの思惑買いを誘発しているようだ。バイオセクターはこれまで貸株調達による空売りが積み上がっている銘柄も多く、このアンワインドの動きも需給面から株価に浮揚力を与えている。

■TSIホールディングス <3608>  828円  +19 円 (+2.4%)  本日終値

TSIホールディングス<3608>が続伸。前週末22日の取引終了後、10月31日付で自社株306万9100株(発行済み株数の3.58%)を消却すると発表したことが好感された。なお、消却後の発行済み株数は8272万6355株となる予定だ。

■スマレジ <4431>  2,581円  +58 円 (+2.3%)  本日終値

スマレジ<4431>が3日続伸。岩井コスモ証券は22日、同社株のレーティング「A」と目標株価3300円を継続した。第1四半期(5~7月)が良好な業績となり、利益は計画を超過する可能性が高まったとみている。第1四半期の営業利益は4億1000万円(前年同期比2.2倍)と好調だった。同期の有料プラン登録店舗数の純増数は500店舗超が続き、8月は814店舗と伸びた。24年4月期の営業利益9億1400万円に対する進捗率は44.9%と高く、同証券では9億8000万円への増額修正を予想している。

■テクノプロH <6028>  3,323円  +73 円 (+2.3%)  本日終値

テクノプロ・ホールディングス<6028>が続伸した。同社は25日、子会社のテクノプロ(東京都港区)の社内カンパニーであるテクノプロ・デザイン社が、村田製作所<6981>が提供するIoTセンサープラットフォーム「Pifaa」のパートナーシッププログラムに参加したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。テクノプロ・デザイン社は製造業の顧客向けに、エンジニアリング・人材サービスとともにソリューションサービスを提供している。村田製のセンサープラットフォームとの連携により、顧客が抱える課題の解決と新規ソリューションの創出につなげる。

■エリアリンク <8914>  2,772円  +61 円 (+2.3%)  本日終値

エリアリンク<8914>は6日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、LIFULL<2120>子会社でトランクルームの検索サイト「LIFULL トランクルーム」の運営などを行うLIFULL SPACEの全株式を9月29日の予定で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。LIFULL SPACEが「LIFULL トランクルーム」の運営により蓄積したノウハウをエリアリンクが保有するデータに加え活用することで、今後新規に出店するトランクルームの精度を更に高めるのが狙い。また、LIFULL SPACEのシステム開発力・技術力を活用することでIT・デジタル面における経営基盤の強化、「ハローストレージ」に関連するシステムの効率化並びにデータベースの精度向上が図られることが期待されている。なお、24年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■エーザイ <4523>  8,645円  +166 円 (+2.0%)  本日終値

エーザイ<4523>が後場に上げ幅を拡大した。25日、「レケンビ点滴静注」(一般名レカネマブ)について、日本の厚生労働省からアルツハイマー病治療薬として製造販売承認を取得したと発表した。レカネマブは同社と米バイオジェン<BIIB>が開発した治療薬。この日に承認の方向で調整に入ったと事前に一部で報じられていたが、正式決定を受けて、改めて今後の新薬普及を期待した買いが入ったようだ。今回の承認は7月の米国でのフル承認に次いで2カ国目となる。

■双日 <2768>  3,479円  +26 円 (+0.8%)  本日終値

双日<2768>は4日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、9月29日付で自社株1000万株(発行済み株数の4.26%)を消却すると発表したことが好感された。なお、消却後の発行済み株数は2億2500万株となる予定だ。

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