話題株ピックアップ【夕刊】(2):パーク24、ラクス、日本M&A

注目
2023年10月17日 15時15分

■パーク24 <4666>  1,707円  +36 円 (+2.2%)  本日終値

パーク24<4666>が5日ぶりに反発。16日の取引終了後に発表した9月度のグループ月次速報で、タイムズパーキングの売上高が前年同月比6.5%増と18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。

■ラクス <3923>  1,923.5円  +39 円 (+2.1%)  本日終値

ラクス<3923>が大幅高で3日ぶりに反発。16日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、全社売上高が前年同月比43.7%増となり、大幅な増収基調が継続したことが好感された。楽楽精算が同42.2%増、楽楽明細が同2.0倍となり全体を牽引した。

■日本M&A <2127>  684.6円  +11.5 円 (+1.7%)  本日終値

日本M&Aセンターホールディングス<2127>が続伸。午前9時ごろ、子会社日本M&Aセンターと日本PMIコンサルティングが共同で、中小企業庁による「令和4年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業(中・大規模案件におけるPMI支援実証事業)」に参画すると発表しており、好材料視された。日本M&Aセンターの支援でM&A成約した企業に対して、日本PMIコンサルティングがPMI(M&A成立後の統合プロセス)を支援し、取り組み内容や効果などを報告するという。同事業への参画を通じて、中小企業庁が目指す中小企業のM&Aを通じた円滑な事業引き継ぎや成長の促進に貢献するとしている。

■セーフィー <4375>  797円  +12 円 (+1.5%)  本日終値

セーフィー<4375>が3日ぶりに反発。この日の午前中、提供するウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」と屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ Plus」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたと発表しており、好材料視された。「Safie Pocket2 Plus」は、バッテリーと通信機能(SIM)を内蔵し、電源を入れるだけで現場の映像を確認・会話が可能、現場と本部のコミュニケーションを円滑にするウェアラブルクラウドカメラ。一方の「Safie GO PTZ」は、見たいところをピンポイントで撮影できるため、大規模な現場で工程表に合わせて撮影画角を変更したい現場や、数十メートル先の状況を確認したい建設・土木現場で導入されているという。同社では今回の「NETIS」への登録を受け、建築・土木業界をはじめとしたさまざまな業界の現場における課題解決に貢献するとしている。

■レーザーテック <6920>  27,030円  +395 円 (+1.5%)  本日終値

レーザーテック<6920>がきょうもプライム市場で突出した売買代金をこなし、一時1300円を超える大幅高を演じた。前日は日経平均先物への売り仕掛けに伴う裁定解消売りの影響を受け下値を探ったが、下げ幅はわずかにとどまった。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しており、半導体製造装置関連のシンボルストックとして実需買いが流入していることを物語っている。きょうは、全体相場が先物主導でアンワインド局面に移行しており、インデックス買いより浮揚力が働いている。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発に転じており、東京市場でも半導体関連株への押し目買いを誘導している。

■ペプチドリーム <4587>  1,334円  +19 円 (+1.4%)  本日終値

ペプチドリーム<4587>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、ノバルティス<NVS>からマイルストーンフィーとして750万ドル(約11億円)を受領したと発表したことが好感された。同マイルストーンフィーの受領は、両社で共同研究開発を実施しているペプチド―放射性核種複合体のプログラムにおいて、選定された開発候補化合物についてGLP安全性試験を開始したことに伴うもの。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■エンプラス <6961>  10,330円  +120 円 (+1.2%)  本日終値

エンプラス<6961>が一時600円を超える上昇で1万820円まで駆け上がった。今月2日に1万1130円の戻り高値を形成後は目先利益確定売りに上値の重い展開となっていたが、満を持して上値追い再開の動きにある。精密プラスチック加工の電子部品製造を主力展開するが、半導体や光通信分野で強みを発揮する。特に光学デバイスは生成AI関連のサーバー向け(トランシーバー向け)レンズ需要が急増中で収益拡大を後押ししており、データセンター増設を促進する生成AI特需を享受する企業として注目度が高まっている。

■日本国土開発 <1887>  596円  -40 円 (-6.3%)  本日終値  東証プライム 下落率2位

日本国土開発<1887>が急落。16日の取引終了後に6~8月期決算を発表。売上高が前年同期比19.2%増の339億2700万円となった一方、営業損益が前年同期の黒字から6億6600万円の赤字に転落して着地しており、これが嫌気された。手持ち工事が順調に進捗したことが寄与し売上高は増加。利益面では資材価格の上昇などが響き赤字を余儀なくされた。なお、通期の減収・営業増益見通しに変更はない。

■ジェイドグループ <3558>  1,585円  +190 円 (+13.6%)  本日終値

ジェイドグループ<3558>が大幅反発。16日の取引終了後、4月14日に発表した自社株取得について、取得枠の上限を40万株から57万5000株へ、取得価額の上限を5億円から10億円へそれぞれ変更したことが好感された。また、取得期間も24年3月29日までから24年4月16日までに延長する。なお、10月16日までに29万7700株を4億9083万円で取得している。

■IGポート <3791>  4,150円  +445 円 (+12.0%)  本日終値

IGポート<3791>は大幅続伸。9月28日につけた高値4275円を上回り、年初来高値を更新した。同社は人気アニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」などを手掛けるアニメ制作会社。前週末13日に発表した6~8月期(第1四半期)決算は映像制作事業が苦戦したものの出版や版権事業が伸び、営業利益は前年同期比2ケタ増を達成。通期で減益を見込んでいるだけに第1四半期時点での増益が好感され、翌営業日16日の同社株は上昇した。きょうは岩井コスモ証券の格上げも手掛かりに一気に上げ足を強めている。

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