話題株ピックアップ【夕刊】(3):シノブフズ、ナレルG、セラク

注目
2023年10月17日 15時18分

■シノブフーズ <2903>  1,047円  +112 円 (+12.0%) 一時ストップ高   本日終値

シノブフーズ<2903>が後場急伸。午後2時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を515億円から530億円(前期比3.8%増)へ、営業利益を19億円から22億8000万円(同21.5%増)へ、純利益を12億8000万円から16億円(同15.5倍)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う人流の増加や、好天にも恵まれたことにより既存の取引先向けの売上高が伸長したことに加えて、生協向けの夕食宅配弁当や冷凍事業における冷凍弁当の取引拡大などが寄与する。また、原材料価格の上昇を見据えた商品規格や調達方法の見直し、機械化による品質及び生産性の向上への取り組みなども奏功するとしている。

■ナレルグループ <9163>  2,413円  +154 円 (+6.8%)  本日終値

ナレルグループ<9163>は4日ぶり急反発。建設業界向け人材派遣事業を主力に、ITエンジニア派遣やシステムエンジニアリングサービスを手掛けるが、人手不足を背景に派遣ビジネスが会社側の想定を上回って好調に推移している。16日取引終了後に23年10月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の21億6200万円から24億円(前期比18%増)に増額した。過去最高利益更新に一段の上乗せとなる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の90円から95円に5円増額することも併せて発表、これを評価する買いが集中した。

■セラク <6199>  1,340円  +62 円 (+4.9%)  本日終値

セラク<6199>は大幅続伸。同社はITシステムの開発を手掛ける。前週末13日に発表した23年8月期決算は、売上高が前の期比16.8%増の208億5800万円、営業利益が同2.2倍の19億4400万円と好調だった。企業の底堅いIT投資需要が追い風となった。続く24年8月期の売上高は前期比5.5%増の220億円、営業利益は同15.2%増の22億4000万円を予想。配当は前期実績(10円40銭)から増額となる13円を見込んだ。好業績と増配見通しを好感した買いが続いている。

■ビーアンドピー <7804>  1,408円  +61 円 (+4.5%)  本日終値

ビーアンドピー<7804>が3日続伸。16日の取引終了後、23年10月期の配当予想について、従来予想の期末一括38円から43円(前期34円)へ増額修正したことが好感された。

■ポエック <9264>  1,183円  +47 円 (+4.1%)  本日終値

ポエック<9264>が後場急伸。同社はきょう正午ごろ、子会社の三和テスコが大型のプラント機器の製造受託案件を受注したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。受注相手先や台数、販売・供給地域などは非公表としているが、受注金額は8億4000万円で、納期は24年1月から25年6月を予定。今回の案件は、24年8月期から25年8月期までの間、順次、連結売上高に計上する見込みだとしている。

■IBJ <6071>  609円  +19 円 (+3.2%)  本日終値

IBJ<6071>が3営業日ぶりに反発。同社は16日取引終了後、婚活カウンセラーの資格認定講座の提供を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。同社は4000社以上の加盟結婚相談所と、新規開業する加盟相談所のカウンセラーに向けて資格取得を促進し、来期には約2000人の資格取得者を自社の加盟結婚相談所から輩出する予定だとしている。

■日本ホスピス <7061>  2,185円  +66 円 (+3.1%)  本日終値

日本ホスピスホールディングス<7061>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、子会社ファミリー・ホスピスが有料老人ホーム「アライブ杉並松庵」の運営をアライブメディケア(東京都渋谷区)から引き継ぐと発表しており、好材料視された。グループが展開するホスピス住宅の機能及びノウハウを追加することで、入居対象者を末期がん患者や難病患者まで広げ、今まで以上に地域医療に貢献することができると判断したという。また、これに伴い日本ホスピスは「アライブ杉並松庵」の土地・建物を約8億6000万円で取得するとしている。これらによる23年12月期業績予想への影響は軽微としている。

■ランドビジネス <8944>  302円  +8 円 (+2.7%)  本日終値

ランドビジネス<8944>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、婦人服縫製会社のサンク(福島県福島市)の全株式を12月1日の予定で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の子会社化により服飾事業で自社内に紳士服に加えて婦人服の縫製工程も有することになり、サンクの得意とする多品種少量生産方法を拡大することで婦人プレタポルテ市場へ的確に参入できると判断したという。取得価額は非開示。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■ディーブイエックス <3079>  1,085円  +21 円 (+2.0%)  本日終値

ディーブイエックス<3079>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)単独業績予想について、営業利益が従来予想の2億4400万円から3億2300万円(前年同期比46.0%減)へ、純利益が1億6300万円から2億2200万円(同46.6%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は229億8000万円から226億3200万円(同4.2%減)へ下振れたものの、販管費の一部に執行の遅れがあったことから利益は上振れたとしている。

■アイビス <9343>  1,342円  +23 円 (+1.7%)  本日終値

アイビス<9343>は3日ぶりに反発。この日の寄り前、テレワーク時代に対応した社内情報の漏えいを防御するストレージサービス「ibisStorage(アイビスストレージ)」をリリースしたと発表しており、好材料視された。「ibisStorage」は、「どの端末から、誰がアクセスするか」に基づく新しいセキュリティーの考え方であるゼロトラストセキュリティー対応のクラウドストレージサービス。Webブラウザ上で動作するアプリケーションでありながら、組織のシステム管理者が承認した端末からのアクセスだけを許可するように設定することが可能で、個人所有のパソコンからのアクセスや、IDとパスワードを不正に入手した攻撃者からのアクセスをブロックすることができ、従来の方法よりも更に高いセキュリティーレベルを実現することができるとしている。

●ストップ高銘柄

山大 <7426>  2,579円  +500 円 (+24.1%) ストップ高   本日終値

テーオーHD <9812>  610円  +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

アルファクス <3814>  658円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

アジャイル <6573>  789円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

以上、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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