「ライドシェア」が16位にランクイン、岸田首相が臨時国会で導入の検討を表明と報じられる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ライドシェア」が16位にランクインしている。
菅義偉前首相が8月、長野市で外国人観光客誘致や地方創生をテーマに講演した際に、ライドシェアの解禁に向けた議論を党内で行うと述べたことをきっかけに、株式市場でも関心が高まっていた「ライドシェア」だが、今回の「人気テーマランキング」のランクインは18日に複数のメディアで、岸田文雄首相が20日召集の臨時国会で、ライドシェア導入の検討を表明すると報じられたことがきっかけになったようだ。
ライドシェアとは、一般のドライバーが自家用車を使って、有償で目的地まで運んでくれるサービス。海外では米国のウーバー・テクノロジーズ<UBER>やリフト<LYFT>をはじめ普及しているが、日本ではタクシードライバーに必要な第2種運転免許を持たない人が有償で客を乗せることは「白タク」と呼ばれ、公共交通機関が乏しい過疎地などの一部地域では例外的に認められているものの、それ以外では道路運送法で禁止されている。
ただ、訪日外客数の増加やタクシー業界の人手不足を背景に、地域交通の担い手不足などへの対応策として導入が検討される予定であり、これが関連銘柄への関心を高めるのにつながっている。18日には子会社が長距離ライドシェアサービスを行うアディッシュ<7093>や、相乗りタクシーの実証実験に参加した経緯がある大和自動車交通<9082>がストップ高に上昇したほか、タクシー配車システムを展開するFIG<4392>も急伸した。議論の深まりとともに、関連銘柄には引き続き注目が必要だろう。