話題株ピックアップ【夕刊】(2):東洋水、きんでん、フタバ

注目
2023年10月31日 15時15分

■東洋水産 <2875>  6,960円  +532 円 (+8.3%)  本日終値

東洋水産<2875>が後場急上昇。午後0時20分ごろ、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を500億円から520億円(前期比28.9%増)へ、純利益を415億円から430億円(同29.8%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は4660億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、上期に海外即席麺事業が22年10月に米国、メキシコで実施した価格改定による販売単価の上昇の効果もあって好調に推移したことなどが寄与した。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2348億9000万円(前年同期比10.3%増)、営業利益298億2400万円(同57.1%増)、純利益251億3200万円(同64.6%増)だった。また、中間配当予想を40円から60円へ引き上げ、年間配当予想を120円とした。

■きんでん <1944>  2,279円  +169.5 円 (+8.0%)  本日終値

きんでん<1944>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は30日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比38.4%増の91億3500万円となり、従来計画の85億円から上振れたことが好感されたようだ。売上高は同4.9%増の2706億7000万円(従来計画は2660億円)となった。配電工事及び一般電気工事が堅調だった。なお、通期業績予想については売上高6190億円(前期比1.6%増)、営業利益371億円(同0.9%減)とする従来計画を据え置いている。

■東光高岳 <6617>  2,048円  +144 円 (+7.6%)  本日終値

30日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は25%増益」が好感された。

東光高岳 <6617> [東証P] が10月30日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3%減の24億円に減ったが、通期計画の46億円に対する進捗率は52.3%に達し、5年平均の31.7%も上回った。

⇒⇒東光高岳の詳しい業績推移表を見る

■フタバ産業 <7241>  738円  +51 円 (+7.4%)  本日終値

フタバ産業<7241>が大幅反発。30日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を7700億円から8100億円(前期比14.4%増)へ、営業利益を110億円から150億円(同95.3%増)へ、最終利益を70億円から100億円(同5.4%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各9円の年18円から各15円の年30円(前期15円)へ引き上げたことが好感された。主に日本・北米において、部品供給不足の影響で低下していた客先稼働が回復したことが要因としている。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4033億4000万円(前年同期比23.6%増)、営業利益94億4500万円(前年同期2億8900万円の赤字)、最終利益67億3900万円(同11億200万円の赤字)だった。

■関電工 <1942>  1,396円  +94 円 (+7.2%)  本日終値

関電工<1942>が後場一段高。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高2618億2100万円(前年同期比12.0%増)、営業利益157億4500万円(同15.5%増)、純利益111億300万円(同16.8%増)と2ケタ増益となり、従来予想の営業利益154億円を上回って着地したことが好感された。事務所・庁舎向けや工場向け屋内線・環境設備工事の完成工事高が増加したほか、配電線工事も伸長し業績を牽引した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高5770億円(前期比6.5%増)、営業利益360億円(同9.9%増)、純利益233億円(同10.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■日本特殊陶業 <5334>  3,350円  +225 円 (+7.2%)  本日終値

日本特殊陶業<5334>が大幅反発。30日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を6000億円から6070億円(前期比7.9%増)へ、営業利益を965億円から1100億円(同23.3%増)へ、純利益を675億円から810億円(同22.2%増)へ上方修正し、配当予想を中間66円・期末67円の年133円から中間・期末各80円の年160円へ引き上げたことが好感された。一部地域で新車組み付け用製品の販売が想定より減少するとみられるものの、半導体供給不足の緩和からのリバウンド需要により自動車生産が回復傾向にあることから、自動車関連が底堅く推移していることが要因。また、為替レートが想定よりも円安に推移していることも寄与する。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3011億5200万円(前年同期比7.9%増)、営業利益570億900万円(同6.4%増)、純利益461億8600万円(同7.2%増)だった。

■PALTAC <8283>  4,860円  +315 円 (+6.9%)  本日終値

30日に決算を発表。「上期経常が16%増益で着地・7-9月期も27%増益」が好感された。

PALTAC <8283> [東証P] が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比15.9%増の156億円に伸び、通期計画の295億円に対する進捗率は52.9%となり、5年平均の51.9%とほぼ同水準だった。

⇒⇒PALTACの詳しい業績推移表を見る

■LITALICO <7366>  2,018円  +126 円 (+6.7%)  本日終値

LITALICO<7366>が大幅反発。30日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高143億9200万円(前年同期比26.2%増)、営業利益13億5200万円(同7.7%増)、純利益18億6700万円(同2.7倍)と増収増益で着地したことが好感された。LITALICO発達ナビ、LITALICO仕事ナビ、LITALICOキャリアなどのプラットフォーム事業で営業体制の強化が進み、SaaS型プロダクトを中心に契約事業所数の増加ペースが加速したことが寄与した。また、持ち分法適用関連会社Olive Unionの全株式を売却し10億円の売却益を金融収益に計上したことも利益を押し上げた。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高300億円(前期比24.1%増)、営業利益38億5000万円(同31.5%増)、純利益34億5000万円(同90.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■ほくほくFG <8377>  1,748.5円  +97 円 (+5.9%)  本日終値

30日に業績修正を発表。「上期最終を一転72%増益に上方修正」が好感された。

ほくほくフィナンシャルグループ <8377> [東証P] が10月30日大引け後(17:10)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の70億円→160億円(前年同期は93億円)に2.3倍上方修正し、一転して71.9%増益見通しとなった。

⇒⇒ほくほくFGの詳しい業績推移表を見る

■サンワテクノス <8137>  2,202円  +118 円 (+5.7%)  本日終値

30日に決算を発表。「今期経常を3%上方修正」が好感された。

サンワテクノス <8137> [東証P] が10月30日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.5%増の37億円に伸び、従来の24.5%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の56.9億円→58.6億円(前期は76.7億円)に3.0%上方修正し、減益率が25.9%減→23.6%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒サンワテクノスの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「エムテックと業務提携」も買い材料。

エムテックと業務提携。

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