「2023年のIPO」が11位にランクイン、年末に向けIPO数は例年増加傾向へ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 人工知能
3 半導体製造装置
4 地方銀行
5 JPX日経400
6 円高メリット
7 自動車部材・部品
9 円安メリット
10 水素
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2023年のIPO」が11位にランクインしている。
例年、年末にかけてIPO数は増加する傾向にあることから、徐々にテーマとしての「IPO」にも関心が高まっている。IPO数は、2021年は10月4社、11月9社だったが、12月は32社が新規に上場。22年は10月9社、11月5社だったが、12月は25社が新規に上場した。今年は10月に12社、11月に3社が上場し、12月はアスマーク<4197>、QPS研究所<5595>、ブルーイノベーション<5597>、アウトルックコンサルティング<5596>の4社の新規上場が予定されている。
今年は夏場以降、初値が公開価格を割り込む銘柄が目立つようになり、例年になくIPO市場には逆風が吹いている。ただ、10月4日に東証グロース市場に上場したキャスター<9331>のように初値が公開価格の3.1倍となった銘柄もある。IPO銘柄への選別の目が厳しくなっているのは確かだが、直近IPO銘柄とあわせて注目が必要だろう。この日の関連株の動きでは、前日に上期決算を発表したKOKUSAI ELECTRIC<6525>、本決算を発表したジェノバ<5570>が大幅高し、Arent<5254>、オートサーバー<5589>なども堅調な動きとなっている。