「親子上場」が6位にランクイン、富士ソフトがグループ4社を完全子会社化で再注目<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「親子上場」が6位にランクインしている。
株式市場で親子上場が再び関心を集めている。富士ソフト<9749>は8日、グループ企業4社に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。具体的には、サイバネットシステム<4312>、ヴィンクス<3784>、サイバーコム<3852>、富士ソフトサービスビューロ<6188>の4社にTOBを行う。TOB期間は9日から12月21日まで。親子上場を解消して企業価値を高めることを目的としている。また、京成電鉄<9009>に対して英国ファンドが、保有するオリエンタルランド<4661>株の比率を減らし株主還元や成長投資に充てることを要求していると報じられた。
子会社の時価総額面が親会社を上回る「ねじれ」が発生しているグループにはGMOインターネットグループ<9449>とGMOペイメントゲートウェイ<3769>、三菱ケミカルグループ<4188>と日本酸素ホールディングス<4091>、東映<9605>と東映アニメーション<4816>、日本郵政<6178>とゆうちょ銀行<7182>などが挙げられる。また、ソフトバンクグループ<9984>やイオン<8267>などは上場子会社を多く持っていることが再び注目されそうだ。