「水素」が11位にランク、東京都がサプライチェーン構築などに向けた国際会議を開催<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が11位となっている。
東京都は14日、水素エネルギー行動会議「HENCA(Hydrogen Energy Conference for Action) Tokyo 2023」を対面・オンラインのハイブリッドで開催した。これは水素の国際的なサプライチェーン(供給網)の構築や技術開発を一層進めるための国際会議で、世界の都市などと知恵や経験を結集し、水素エネルギーの社会実装化を加速させていくことを目的としている。
経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が9月に開いた「第6回水素閣僚会議」では、30年までに世界で1億5000万トンの水素需要を創出する目標などを設定。水素は燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しないことから脱炭素社会を実現する燃料として期待されており、企業の取り組みが更に加速することが見込まれる。
直近では15日に、日揮ホールディングス<1963>と旭化成<3407>がマレーシアで現地企業と組み、再生可能エネルギー由来の電力を使った水素製造プラントを建設すると発表。ENEOSホールディングス<5020>傘下のENEOSは、仏産業ガス大手のエア・リキードと水素事業で協業することを明らかにした。
また、コスモエネルギーホールディングス<5021>傘下のコスモエンジニアリングと岩谷産業<8088>は、1日付で水素関連プロジェクトのエンジニアリング事業を協業するための新会社「コスモ岩谷水素エンジニアリング」を設立している。