【今週読まれた記事】増配ラッシュ! “株主還元”拡大の潮流
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月9日から15日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
今週の日経平均株価は前週末比662円高の3万2970円で取引を終了。米国の利下げ観測が強まったことでNYダウ、ナスダック総合指数などが上昇し、その流れが日本株市場にも波及しました。ただ、過去最高値を更新し続ける米国株の勢いに比べ、日本株の動きはやや冴えません。日経平均は25日移動平均線で頭を押さえられる展開が続いており、ここを突破するにはもう一段の材料が必要かもしれません。
日本株が伸び悩む理由の一つに、為替の円高進行があります。人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 手札に加えたい収益力アップの円高メリット株!」の北浜氏は、為替の変動について流れをわかりやすく解説。更に円高で恩恵を受ける銘柄を複数紹介して今週もアクセスランキングトップ10入りとなりました。
日本独自の不安要素として存在する日銀のマイナス金利政策。近く解除されるとの見方が強まっており、市場が警戒しています。<相場観特集>で見通しを伺った東洋証券ストラテジストの佐藤志樹氏は「12月もしくは1月の金融政策決定会合で解除された場合でも、これが今後の金融政策が引き締め路線に向かうことを意味するものではない」と、過度に不安視する必要はないと指摘。来週18、19日に12月の日銀政策会合が開かれます。ここでどのようなコメントが出るか、市場がどう反応するかが注目されます。
相場コラムは今週も大人気となり、以下のすべての記事が上位ランキング入りしています。どの記事もお見逃しなく。
【杉村富生の短期相場観測】 ─株を枕に越年を!金融、半導体を狙う!
【村瀬智一が斬る!深層マーケット】方向感つかみづらい需給のなか、個人主体の資金が中小型株へ
富田隆弥の【CHART CLUB】 「気掛かりな円高、昨年の師走と酷似」
松波俊哉(ニッセイアセットマネジメント)が斬る ―どうなる?半年後の株価と為替―
今週のアクセスランキング首位に輝いたのは「配当増額ラッシュで脚光、『高配当利回り』の好業績&バリュー株6選 <株探トップ特集>」。8月下旬以降、3月期決算企業のうち約15%が増配に踏み切りました。コロナ禍からの回復基調を続ける企業業績に加え、東証からのPBR改善要求によって“株主還元”拡大の流れが来ています。記事では足もと業績好調で配当利回りが3%を超える企業のうち、いまだ予想PER、PBRが低位にある6銘柄をリストアップ。2位以下に大差をつけての圧倒的トップとなりました。
業績スクリーニング記事では、3月期決算企業の上期(4-9月)決算発表で業績上方修正したものの修正幅が保守的で、“再度”上方修正が期待できる銘柄にスポットを当てた「好業績の中小型株、上期に続き『再上方修正』候補〔第1弾〕 <成長株特集>」がランキング3位を獲得。時価総額50億~250億円の企業を対象とした「好業績の中小型株、上期に続き『再上方修正』候補〔第2弾〕 <成長株特集>」も、週半ばの木曜配信にもかかわらず上位ランキング入り。<割安株特集>は高利回り銘柄ランキングが高い支持を集めています。
12月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月13日版
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 23社【プライム】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 29社【スタンダード】編 <割安株特集>
投資テーマ関連では、インバウンド需要の継続には“リピーター”づくりが欠かせないことから、ここ建設が盛んな巨大テーマパークに注目した「『巨大テーマパーク』構想の嵐襲来、観光立国推進で浮揚期待の銘柄群<株探トップ特集>」が多くの方に読まれ上位ランキング入り。そのほか以下の記事が人気となっています。
「巨大テーマパーク」構想の嵐襲来、観光立国推進で浮揚期待の銘柄群<株探トップ特集>
脱炭素の救世主、EV普及で需要急拡大の「グリーンアルミ」関連に刮目せよ <株探トップ特集>
「健康増進」関連株に再評価機運高まる、政策支援追い風に市場拡大へ <株探トップ特集>
インドに次ぐ有望市場が開花へ、「東南アジア」躍動の銘柄群を徹底追跡 <株探トップ特集>
今週の株探プレミアム専用コラムは2記事を配信。1記事目は「山田栄一・三井住友トラスト・アセットマネジメントシニアファンドマネジャーに聞く」最終回、「高配当の海運や鉄鋼、そしてバフェットで注目の商社は~24年の日本株戦略」。プレミアム専用記事にもかかわらずランキングトップ10入りとなりました。最終回では運用に関わる配当系投信の組み入れ銘柄を参考にしながら、24年のバリュー株投資の先行きを徹底分析。そのほか、足もとで配当利回りが高水準となっている“海運”“鉄鋼”、そしてバフェット効果で話題の“商社株”への投資で意識するポイントなどを伺います。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。
2記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第126回「還元強化狙いでプラス効果を狙うなら『悲観予想』に注目」。東証が資本効率改善に踏み出したことで“株主還元強化”への注目は高まり続けています。自然と“割安の高配当利回り株”へと食指が動きそうになりますが、大川氏は米国の景気後退観測を踏まえ、盲目的に高配当利回り銘柄を買うのはリスクを伴う可能性があると注意を促します。そこで今回は“高配当利回り”と“高配当成長率”を用いた分析を行い、ある要素をプラスしてさらなる投資効果が見込める投資戦略を割り出しました。3ページ目には今回の投資アイデアを具体的な銘柄へと落とし込み、該当銘柄リストとして掲載しています。
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引け後の材料をまとめてチェックできる株探の看板記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」。上手に使えば大いなる時短となる必見の記事です。今週もすべての記事が上位ランクインとなりました。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月8日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月11日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月12日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月13日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月14日発表分)
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