【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、方向感乏しいなか半導体関連が買われる (12月26日)

市況
2023年12月26日 18時17分

日経平均株価

始値  33295.68

高値  33312.26(09:38)

安値  33181.36(13:42)

大引け 33305.85(前日比 +51.82 、 +0.16% )

売買高  10億4887万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆5632億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、方向感乏しい中もプラス圏で着地

2.前日の欧米株休場で材料難、狭いゾーンでの往来に終始

3.半導体関連が全体を牽引、前日急落の海運株も立ち直る

4.日経平均は引けにかけ上昇、値上がり数は前引け下回る

5.市場参加者少なく、売買代金は2兆5000億円と低調続く

■東京市場概況

前日の米国市場は、クリスマスの祝日のため休場だった。

東京市場では、方向感が定まらない展開で、日経平均株価はプラス圏とマイナス圏を往来した。取引終盤に上値を慕う格好となり、結局小幅高で引けた。

26日の東京市場は、前日に続き様子見ムードの強い展開。前日の欧米株市場がクリスマスで休場だったことで、海外投資家の参戦が限られたこともあって、薄商いのなか方向感の見えにくい地合いだった。日経平均は前日終値を挟みマイナス圏とプラス圏の往来を続けたが、3万3000円台前半の狭いゾーンでの上下動に終始した。半導体関連株の一角が強く、全体相場の押し上げに寄与したほか、前日に急落した海運株も堅調で投資家のセンチメント改善に貢献した。一方、空運株や鉄道株に売られる銘柄が目立った。プライム市場の値上がり銘柄数が900を上回り、全体の過半を占めたが、前引け時点と比べ数は減っている。売買代金は2兆5000億円台と前日に続き盛り上がりを欠いている。

個別では、本日も4000億円近い売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が高く、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>なども買いが優勢だった。任天堂<7974>、伊藤忠商事<8001>などもしっかり。gumi<3903>がストップ高に買われたほか、日本光電<6849>が急騰、リケンNPR<6209>も大きく買われた。Appier Group<4180>も商いを伴い大幅高。ギフトホールディングス<9279>も値を上げた。

半面、川崎汽船<9107>がやや売りに押されたほか、野村マイクロ・サイエンス<6254>も利益確定の動きが表面化した。霞ヶ関キャピタル<3498>が大きく値を下げ、ニデック<6594>も冴えない。三陽商会<8011>が急落、セルソース<4880>も下落した。小田急電鉄<9007>、ユーグレナ<2931>が下値を探り、高島屋<8233>も安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、レーザーテク <6920>、TDK <6762>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約63円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ネクソン <3659>、ブリヂストン <5108>、OLC <4661>、スズキ <7269>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約26円。うち14円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)その他製品、(4)鉱業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)ゴム製品、(3)陸運業、(4)繊維製品、(5)小売業。

■個別材料株

△エプコ <2311> [東証S]

11月連結経常利益は10倍。

△エスイー <3423> [東証S]

24年3月期業績予想を上方修正。

△gumi <3903> [東証P]

SBI <8473> が上限300万株を取得へ。

△シンクロ <3963> [東証P]

農林水産業専門人材マッチング事業を譲受。

△シャノン <3976> [東証G]

チャットGPT連携のコンテンツ作成支援サービスを発表。

△わかもと <4512> [東証S]

独社から導入のレンズについて製造販売承認を申請。

△リケンNPR <6209> [東証P]

半導体製造装置向け工業用ヒーターのシンワバネスを子会社化。

△日本光電 <6849> [東証P]

米系ヘッジファンドのバリューアクト・キャピタルが大株主に浮上。

△助川電気 <7711> [東証S]

核融合発電の大規模な産官学連携組織発足の報道で思惑買い

△PCA <9629> [東証P]

今期営業利益42%増へ上方修正。

▼ミヨシ <4404> [東証S]

中期計画の営業利益目標を引き下げ。

▼高島屋 <8233> [東証P]

24年2月期業績予想を上方修正もサプライズ感なく。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)日本光電 <6849>、(3)ネットプロ <7383>、(4)リケンNPR <6209>、(5)ジャスト <4686>、(6)Appier <4180>、(7)シンクロ <3963>、(8)エニグモ <3665>、(9)ユアテック <1934>、(10)MSOL <7033>

値下がり率上位10傑は(1)三陽商 <8011>、(2)セルソース <4880>、(3)小田急 <9007>、(4)ユーグレナ <2931>、(5)日本駐車場 <2353>、(6)グロバルLM <3486>、(7)リンクユー <4446>、(8)ラックランド <9612>、(9)フロンティM <7038>、(10)河合楽 <7952>

【大引け】

日経平均は前日比51.82円(0.16%)高の3万3305.85円。TOPIXは前日比1.46(0.06%)高の2338.86。出来高は概算で10億4887万株。東証プライムの値上がり銘柄数は923、値下がり銘柄数は667となった。東証グロース250指数は674.65ポイント(0.72ポイント高)。

[2023年12月26日]

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