「半導体」がランキング1位、米エヌビディア決算前で思惑錯綜<注目テーマ>

特集
2024年2月20日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  半導体

2  人工知能

3  生成AI

4  宇宙開発関連

5  半導体製造装置

6  親子上場

7  TOPIXコア30

8  JPX日経400

9  2023年のIPO

10  円高メリット

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」がランキング1位となっている。

ひところの半導体不況が嘘のように、半導体関連株への投資資金流入が加速している。既に半導体は官民が足並みを揃え、国を挙げてサプライチェーンの確保や最先端商品の開発に取り組むべき戦略物資として位置付けられ、株式市場でも関連銘柄への注目度が最高潮に高まっている。

19日にバイデン米政権は半導体製造大手のグローバルファウンドリーズ<GFS>に対し、日本円にして約2300億円の補助金を交付することを発表した。国内での半導体生産を拡充させ、半導体サプライチェーンにおける中国への依存比率を押し下げることに米政府は腐心している。米国では2022年に半導体補助金法を成立させ、今回は新法成立後で3例目となるが、近々に更なる補助金交付を発表する予定にあることが伝わっており、業界関係者の関心を集めている。

また、あす21日に米画像処理半導体大手で生成AI関連のシンボルストックともなっているエヌビディア<NVDA>の四半期決算(23年11月~24年1月)発表を控えていることで、おのずとこの内容にマーケットの視線が集中することになる。決算発表を前に複数のアナリストによる株価のターゲットプライス引き上げの動きも相次いでおり、同社株が期待通り決算後に上昇すれば、他の半導体関連にも強い追い風となることは必至だ。一方、コンセンサス未達で同社株が売られるような展開となれば、半導体セクター全般にも売り圧力が波及しそうだが、そこは逆に押し目買いの好機になると主張する市場関係者は多い。

半導体関連株では、日本のお家芸である製造装置メーカーの主力どころで東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>などの動向が注目される。また、半導体材料ではシリコンウエハーでツートップに位置する信越化学工業<4063>とSUMCO<3436>、フォトレジスト大手の東京応化工業<4186>、絶縁膜材料でグローバルニッチトップの座を占めるトリケミカル研究所<4369>などもマークされる。このほか、半導体設計で最先端分野に展開するソシオネクスト<6526>や、車載マイコンで世界トップクラスのルネサスエレクトロニクス<6723>なども目が離せない存在だ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.