東京株式(大引け)=106円安、手掛かり材料難で方向感定まらず

市況
2024年2月20日 15時54分

20日の東京株式市場は様子見ムードのなか日経平均株価は続落となった。朝方は上昇したが、その後は持ち高調整の売りに押される地合いだった。

大引けの日経平均株価は前営業日比106円77銭安の3万8363円61銭と続落。プライム市場の売買高概算は16億1113万株、売買代金概算は4兆4390億円。値上がり銘柄数は702、対して値下がり銘柄数は899、変わらずは56銘柄だった。

きょうの東京市場は方向感のつかみにくい展開を強いられた。前日の米国株市場はプレジデントデーの祝日に伴い休場だったことで手掛かり材料に事欠いた。あすに米エヌビディア<NVDA>の決算発表を控えており、この内容を見極めたいとの思惑から半導体関連には積極的な買いが入りにくく、日経平均の上値を押さえる形に。前日に買われた銀行や商社などバリュー株も軟調で市場センチメントが冷やされた。ただ、下値では押し目買いニーズが活発だった。日経平均は後場に入り180円超下落する場面もあったが、その後は下げ渋っている。値下がり銘柄数も全体の54%にとどまった。売買代金は米株市場休場の影響もあり、4兆4000億円台と前日に続き盛り上がりを欠いた。

個別では、レーザーテック<6920>が安く、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>も売りに押された。任天堂<7974>、三菱商事<8058>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも下値を探る展開だった。ファーストリテイリング<9983>が下落したほか、三井E&S<7003>は急落、楽天グループ<4755>も大きく値を下げた。平和堂<8276>も大幅安となった。

半面、SCREENホールディングス<7735>、ディスコ<6146>などが上昇した。川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株が高く、三菱重工業<7011>も物色人気。SMC<6273>の上げ足も目立った。スノーピーク<7816>は一本値でストップ高に買われた。佐鳥電機<7420>、日東紡績<3110>が急騰、Sun Asterisk<4053>、ニーズウェル<3992>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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