「水素」が5位、国策テーマとして関心続く<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が5位となっている。
製造に伴って排出される二酸化炭素が少ない低炭素水素の普及を促進する水素社会推進法案が9日、衆議院を通過した。同法案では企業が作成した水素の供給・利用に関する計画を国が認定し、助成金を出す制度が新設された。また、水素供給事業者による低炭素水素の供給拡大に向けた自主的な取り組みを促していくことも盛り込まれた。
政府は昨年に水素基本戦略を6年ぶりに改訂し、官民あわせて15兆円規模の投資を行う方針を決めた。2050年カーボンニュートラルの達成を目指し、その実現に欠かせない水素の利用拡大を後押しする構えだ。水素の普及が国策として推し進められるなか、株式市場では関連銘柄への高い関心が継続している。
主な銘柄は、資本・業務提携の具体策公表に向けて協議中であることが伝わっている岩谷産業<8088>とコスモエネルギーホールディングス<5021>のほか、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、ENEOSホールディングス<5020>、日揮ホールディングス<1963>、千代田化工建設<6366>など。中小型株ではダイハツディーゼル<6023>や長野計器<7715>、日本精線<5659>、三菱化工機<6331>、加地テック<6391>などがある。