「JPX日経400」が5位に浮上、大型株優位のなか関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「JPX日経400」が5位に浮上している。
新興市場の冴えない動きが目立っている。東証グロース市場250指数(旧マザーズ指数)は先月30日に602.27ポイントをつけ、コロナショックによる急落があった2020年春以来およそ4年ぶりの水準に沈んだ。新興株はPERの高い銘柄が多く内需系が主流のため、昨今の金利上昇や円安が逆風として意識されやすい。
一方、日経平均株価やTOPIXは歴史的な高値圏での推移が続いている。両指数ともコロナショック時から概ね2倍以上に値上がりしている。大型株優位の様相が強まるなか、主要企業で構成されるJPX日経インデックス400(JPX日経400)の関心が高まっているようだ。同指数は日本取引所グループ<8697>傘下のJPX総研と日本経済新聞社が共同で算出しており、資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点などグローバルな投資基準に求められる各要件を満たした企業が組み入れられている。
この日前引け時点の構成銘柄の値動きでは、生成AI機能のOS搭載を発表した米アップル<AAPL>の関連銘柄に位置づけられる村田製作所<6981>やTDK<6762>、太陽誘電<6976>が高い。ディスコ<6146>、ソフトバンク<9434>なども上昇している。一方、月次が不調だった東宝<9602>が大幅安。トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>、ファーストリテイリング<9983>が下げているほか、東京エレクトロン<8035>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>なども軟調に推移している。