【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、日銀利上げ発表で3万9000円台回復 (7月31日)

市況
2024年7月31日 16時34分

日経平均株価

始値  38140.77

高値  39188.37(14:53)

安値  37954.38(09:07)

大引け 39101.82(前日比 +575.87 、 +1.49% )

売買高  21億3138万株 (東証プライム概算)

売買代金  5兆5335億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は575円高と3日続伸、日銀利上げ発表で値を上げる

2.日銀は政策金利0.25%への追加利上げと量的引き締めを決定

3.日経平均は後場急上昇し5日ぶりに3万9000円台を回復

4.三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなど銀行株に買い流入

5.ディスコや東エレク、スクリンなど半導体株も後場急伸する

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比203ドル高と反発した。米経済がソフトランディングに向かうとの期待から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続伸。朝方は軟調に推移したが、後場に入り日銀が追加利上げ決定を発表すると一気に買いが強まり、引けにかけ上昇幅は拡大した。

前日の米株式市場でハイテク株が下落したこともあり、日経平均は下落してスタート。一時前日比で500円超下落し3万8000円を割り込む場面があった。ただ、売り一巡後は徐々に下げ幅は縮小した。後場に入り、日銀は午後1時前に追加利上げを決定したことを発表。政策金利を0.25%程度に引き上げるとともに、国債買い入れ額を26年1~3月に月3兆円程度に減額する量的引き締めも決めた。この発表を受け、日経平均はプラス圏に浮上し、午後2時過ぎ以降は上げ幅が拡大。一時は600円を超える上昇となり、5日ぶりに3万9000円台を回復した。

個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが買われた。前場軟調に推移していた半導体関連株は、後場に入ると一転して買われディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>が急伸した。ファーストリテイリング<9983>やデンソー<6902>、商船三井<9104>、アシックス<7936>が値を上げた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>、オリエンタルランド<4661>が安く、村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>、ソニーグループ<6758>、ダイキン工業<6367>が値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約416円。うち210円は東エレク1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、村田製 <6981>、OLC <4661>、トヨタ <7203>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約63円。

東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は空運業、輸送用機器の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)銀行業、(2)海運業、(3)証券商品先物、(4)パルプ・紙、(5)鉱業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)サービス業、(2)不動産業、(3)精密機器、(4)情報・通信業、(5)化学。

■個別材料株

△ハイパー <3054> [東証S]

今12月期業績増額で営業利益は前期比倍増へ。

△富士紡HD <3104> [東証P]

上期経常を12%上方修正、通期も増額。

△理想科学 <6413> [東証P]

25年3月期は一転営業増益見通しで自社株買いも発表。

△田中精密 <7218> [東証S]

第1四半期営業益2.6倍。

△愛三工 <7283> [東証P]

今3月期営業利益上方修正と配当大幅増額。

△KIMOTO <7908> [東証S]

25年3月期業績予想を上方修正。

△旭化学 <7928> [東証S]

株主優待制度を新設。

△邦ガス <9533> [東証P]

上限9.5%へ自社株取得枠を拡大。

△元気寿司 <9828> [東証S]

4-6月期経常利益76%増で通期計画比進捗率36%。

△JBCCHD <9889> [東証P]

4-6月期(1Q)経常は35%増益で着地。

▼日本M&A <2127> [東証P]

4-6月期(1Q)経常は6%減益で着地。

▼テセック <6337> [東証S]

4-6月期(1Q)経常は84%減益で着地。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)愛三工 <7283>、(2)理想科学 <6413>、(3)富士紡HD <3104>、(4)邦ガス <9533>、(5)JBCCHD <9889>、(6)アイエスビー <9702>、(7)楽天銀 <5838>、(8)モリタHD <6455>、(9)NSSOL <2327>、(10)スクリン <7735>

値下がり率上位10傑は(1)日本M&A <2127>、(2)M&Aキャピ <6080>、(3)一工薬 <4461>、(4)トプコン <7732>、(5)M&A総研 <9552>、(6)明治電機工業 <3388>、(7)リオン <6823>、(8)りたりこ <7366>、(9)ブイキューブ <3681>、(10)京阪神ビル <8818>

【大引け】

日経平均は前日比575.87円(1.49%)高の3万9101.82円。TOPIXは前日比39.81(1.45%)高の2794.26。出来高は概算で21億3138万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1450、値下がり銘柄数は177となった。東証グロース250指数は648.20ポイント(1.83ポイント高)。

[2024年7月31日]

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