「生成AI」が13位、米AMDのAIサーバー関連企業買収で再脚光<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生成AI」が13位にランクインしている。
人工知能(AI)の進化スピードは大方の予想を上回っているが、その象徴となっているのが生成AIといえる。ビッグデータをベースとしたディープラーニングによって文章や画像、音楽といったコンテンツを独自で生成する能力を持つAIであり、その使い勝手の良さから、パソコンなどの情報端末を介してあっという間に浸透している。米国では新興AI企業のオープンAIがリリースした「Chat(チャット)GPT」が話題を集めたが、その後も進化の一途で、周辺企業を取り巻く合従連衡の動きも活発化している。
前日は米国株市場でアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>がサーバーの製造やデザインを手掛ける米ZTシステムズを49億ドルで買収することを発表、これによりAI用半導体事業の強化が見込まれるとの思惑が広がり、同社株は4.5%高に買われた。米大手半導体関連企業においても、生成AI市場の拡大に伴うAIサーバーの増設とそれに付随するAI用半導体需要が、経営戦略のターゲット領域として改めて意識されていることを、今回のAMDによるM&A発表が裏付けている。
東京市場で注目される関連銘柄としては、さくらインターネット<3778>を筆頭に、フィックスターズ<3687>、ヘッドウォータース<4011>、PKSHA Technology<3993>、ユーザーローカル<3984>、ブロードバンドタワー<3776>などが挙げられる。