「水素」が17位にランク、トヨタなどが関連分野に特化したファンドに出資<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が17位となっている。
トヨタ自動車<7203>は13日、水素関連分野への投資に特化したファンド「Japan Hydrogen Fund(ジャパン・ハイドロジェン・ファンド)」に出資することを決めたと発表した。このほかにも岩谷産業<8088>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行、三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>傘下の福岡銀行、東京センチュリー<8439>などが出資契約を締結しており、トヨタを含めた出資額は計4億ドル超(約600億円)になるという。
ファンドの運営は国内投資会社のアドバンテッジパートナーズ(東京都港区)と三井住友DSアセットマネジメント(東京都港区)、官民でつくる「水素バリューチェーン推進協議会」が担い、水素及び水素派生分子の製造施設、貯蔵施設、輸送施設、利活用のための設備、これらのインフラ設備への技術・サービス提供会社などに投資するとしている。
世界的な脱炭素化の流れのなか、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素は、温暖化対策の切り札として期待されている。直近では荏原<6361>が水素サプライチェーン構築に必要不可欠となる液体水素ポンプの社会実装を確実に遂行するための、液体水素(実液)を用いた製品性能試験や要素技術開発を目的とした拠点を千葉県の富津市内に新設すると発表。投資額は約160億円で、26年6月の竣工(25年に一部試験設備の運用を開始する予定)を計画している。