株ブロガー・さなさえ:今の相場と気になる株を見ながら秋をただ待つアラフォー女子【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年9月15日12時に執筆
皆様、おはこんばんちは。実質的な国のトップを決める自民党総裁選の各候補の主張はバラバラ…日本の将来を案じながら窓際で溜息をひとつ。さなさえです。
夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も2年目…はや86回目です。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。
<日銀会合とFOMCの結果待ち>
前回の当コラムでは米国のハードランディングへの警戒感が高まった事で再び急落となった日経平均と、そんな中でも強気を維持する株をご紹介致しました。これまでご紹介させて頂いたものと合わせ、ご好評を頂けたようです。ブログにも遊びに来てくださる方も増えているようで、この場を借りて御礼申し上げます。コメントも頂ければ嬉しいです。
さて、その後の9月11日発表の8月米CPIや、12日朝発表の8月米PPIによって米国のハードランディングへの警戒感は著しく後退。目先のFOMCではソフトランディングもしくはノーランディングとの見方が強まってきています。一方で日銀会合では、金融政策の現状維持が市場コンセンサスとして意識されていますが、これまで植田総裁や関係者からの「タカ派」と受け取れる姿勢や発言が相次いでいる事からも、為替における円高が加速される警戒感が出ているようです。
FOMC(9月17~18日)、日銀会合(19~20日)の結果を前にした市場は手控えとなる事が予想されますが、やはり意識すべきは「円買い」が続くのかという点です。円高基調となれば、それだけ日経平均の上値が重くなる為、個人投資家は先週に引き続き相場には適度な警戒感で臨み、「森ではなく木を見る投資」を心掛けていくのがベストです。相場格言でもある「Sell in May and go away(5月に株を売って逃げろ),But remember to come back in September.(ただし9月には相場に戻ってこい)」に則れば、買い場はまさに今。今回はわたしが「これからイキそうな株」と見ている、業績期待の高いものを少しだけご紹介していきます。
<やっぱり株の基本!業績に期待する株>
まずは9月12日の好決算と中期経営計画による配当性向上を示した鎌倉新書<6184>は、以前として超がつく高齢化社会においての業績期待は強そうです。短期的な反発トレンドに入った可能性ありとして注目しています。また、8月19日の決算が好感され、チャートは窓をあけて急騰したもののすぐにそこを埋めた、あいHD<3076>はPERでの割安さからも反発に期待しています。
防災設備機器大手の日本ドライケミカル<1909>も業績期待が続いているようで、強い上昇トレンドにありますね。そんな現状の株価もかなり割安なのですから、方向感のない相場においては異彩を放つのではないでしょうか。同じく8月9日の好決算を機に大和証券が目標株価を引き上げたTREホールディングス<9247>は、廃棄物処理・リサイクルを手掛けるとして「小泉進次郎関連銘柄」としても話題ですね(笑)。そうともなれば、同関連のミダックHD<6564>も、業績期待の観点から要チェックです。そして直近で好進捗率な決算を発表した建材素材などを手掛ける神島化学工業<4026>、ネット広告のレントラックス<6045>は、いずれも堅調な上昇トレンドに期待しています。
最後はここ最近の気になる株です。まずは光通信が買い増しを続けている北沢産業<9930>、そして上場後からグロース株の不人気と減益決算もあって相応に調整が進んでいるトライト<9164>。こちらは慢性的な人手不足に悩む医療や介護、建設における人材関連企業としてここからしばらく注目してみてもいいかな、と思っています。
はい、ホントはもっと色々ご紹介したいのですが…今回は以上です。
ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.
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執筆者名:さなさえ
ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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