「半導体」が5位にランク、TDKが低消費電力の「スピンメモリスタ」開発<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が5位となっている。
人工知能(AI)の利用拡大に伴ってコンピューターに使われるエネルギーが爆発的に増加しているなか、TDK<6762>は2日に人間の脳のシナプスを電気的に真似たアナログメモリー素子「スピンメモリスタ」を開発したと発表。同等性能の画像処理半導体(GPU)のAI処理と比べて消費電力を100分の1に抑えることができるとしており、今後は実用化に向けて東北大学の国際集積エレクトロニクス研究開発センターと連携するとしている。
AIは計算時に大量の電力を使うため、データセンターの電力消費量の増加が世界的な問題となっている。こうした課題を解決する手段のひとつとして期待されているのが電力消費を抑える半導体で、見逃せないのが「光半導体」だ。これは光と半導体の特性を組み合わせたもので、光は電気よりもエネルギー消費が少なく、遅延も起きにくいという特徴があるため、エネルギーの無駄遣いや処理の遅れを減らすことができるという。関連株としては、デクセリアルズ<4980>やザインエレクトロニクス<6769>などが挙げられる。