【↓】日経平均 大引け| 3日続落、ファストリ大幅安で指数を押し下げ (1月10日)

市況
2025年1月10日 16時50分

日経平均株価

始値  39550.25

高値  39591.46(09:02)

安値  39166.05(10:03)

大引け 39190.40(前日比 -414.69 、 -1.05% )

売買高  17億3622万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆2835億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は414円安と3日続落、3万9100円台に下落

2.今晩の米雇用統計発表や東京市場の3連休を控え買い手控えも

3.ファストリが決算発表を受け大幅安となり日経平均を押し下げる

4.海運や銀行、自動車などが安い一方、半導体関連の一角は堅調

5.セブン&アイは米投資会社がMBOへ出資検討の報道で後場急伸

■東京市場概況

前日の米国市場は、カーター元大統領の服喪の日で休場。

東京市場では、日経平均株価は3日続落。東京市場は明日から3連休となるほか、今晩の米雇用統計発表を前に積極的な買いは手控えられるなか、ファーストリテイリング<9983>の大幅安が相場を押し下げた。

前日の米株式市場は休場で、やや手掛かり材料難のなか東京市場は軟調にスタート。今晩発表される米雇用統計が注目されているほか、東京市場が3連休を控えていることから、買い手控えの動きは強く、持ち高調整の売りが先行した。特に、日経平均への寄与度が高いファストリが前日の決算発表を受け大幅安となったことが相場を押し下げた。日経平均は前場に大きく値を下げたが、半導体関連株などは底堅く売り一巡後はやや下げ渋った。ただ、後場には再び売りが優勢となり、結局400円を超える下落で取引を終えた。海運や自動車、銀行株などが軟調だった。なお、株価指数オプション1月限の特別清算指数(SQ)値は3万9343円19銭だったとみられている。

個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が下落し、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が軟調。ディスコ<6146>やソフトバンクグループ<9984>が値を下げた。日立製作所<6501>やリクルートホールディングス<6098>、楽天グループ<4755>も下落した。

半面、アドバンテスト<6857>やレーザーテック<6920>、野村マイクロ・サイエンス<6254>が高く、フジクラ<5803>や川崎重工業<7012>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、SMC<6273>が値を上げた。セブン&アイ・ホールディングス<3382>は、経営陣が参加する買収(MBO)に米投資会社が出資を検討しているとの報道を受け後場急伸した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、セブン&アイ <3382>、HOYA <7741>、NTTデータ <9613>、任天堂 <7974>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約161円。うち133円はアドテスト1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、TDK <6762>、KDDI <9433>、中外薬 <4519>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約400円。うち302円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)その他製品、(2)金属製品、(3)精密機器、(4)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)輸送用機器、(3)医薬品、(4)保険業、(5)銀行業。

■個別材料株

△タウンズ <197A> [東証S]

インフルエンザ患者数が過去最多で思惑。

△わらべ日洋 <2918> [東証P]

3~11月期営業利益が通期計画を超過。

△ベースフード <2936> [東証G]

「BASE YAKISOBA」シリーズ発売へ。

△セブン&アイ <3382> [東証P]

「MBOに米アポロが出資検討」との報道。

△久光薬 <4530> [東証P]

海外売り上げ好調で25年2月期業績予想を上方修正。

△明光ネット <4668> [東証P]

9~11月期営業益7.8倍で評価。

△トーセ <4728> [東証S]

第1四半期営業利益は大幅黒字転換で通期予想上回る。

△日本スキー <6040> [東証G]

インバウンド追い風に12月の来場者数は22%増。

△オーウエル <7670> [東証S]

大面積リブレット形状塗膜を施した機材を国際線に世界初導入。

△三光合成 <7888> [東証P]

上半期大幅増益決算を高評価。

▼ハートシード <219A> [東証G]

東証が信用規制を実施。

▼ファストリ <9983> [東証P]

第1四半期は増収増益も材料出尽くし感強まる。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)久光薬 <4530>、(2)Sansan <4443>、(3)三光合成 <7888>、(4)乃村工芸社 <9716>、(5)野村マイクロ <6254>、(6)イートアンド <2882>、(7)ラウンドワン <4680>、(8)エニーカラー <5032>、(9)ミダックHD <6564>、(10)明光ネット <4668>

値下がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)T&Gニーズ <4331>、(3)三井金 <5706>、(4)ファストリ <9983>、(5)いちご <2337>、(6)OSG <6136>、(7)イオンモール <8905>、(8)いちよし <8624>、(9)宮越HD <6620>、(10)大塚HD <4578>

【大引け】

日経平均は前日比414.69円(1.05%)安の3万9190.40円。TOPIXは前日比21.80(0.80%)安の2714.12。出来高は概算で17億3622万株。東証プライムの値上がり銘柄数は438、値下がり銘柄数は1132となった。東証グロース250指数は644.72ポイント(1.30ポイント高)。

[2025年1月10日]

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