注目銘柄ダイジェスト(前場):大真空、JMDC、グリーンモンスターなど

市況
2025年1月16日 11時50分

JMDC<4483>:4035円(+259円)

大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も4400円から4800円に引き上げている。医療ビッグデータを活用して幅広くサービスを提供していることから、医薬品/ヘルスセクター内では、外部環境に依らず成長を実現できる銘柄として選好される可能性が高いと指摘。今後3年間の年平均営業利益成長率は25%と予想、好調な業績推移は株価に織り込まれていないとしている。

神戸物産<3038>:3421円(+200円)

大幅続伸。前日の米国市場ではドル安・円高が進行、1ドル155円台にまで円高が進んでいることで、同社やニトリHDなど円高メリット銘柄に関心が向かう状況となっているようだ。米国で前日に発表された12月のCPIは前月比0.4%上昇で市場予想の0.3%上昇を上回ったが、コアの上昇率は同0.2%で市場予想の0.3%を下回り、米長期金利が低下していることが背景に。

日野自<7205>:544.4円(+34.2円)

大幅続伸。米国でのエンジンの認証不正問題を巡り、米当局と和解することが分かったと報じられている。不正行為に対する制裁金として12億ドルを支払うことになるもよう。今回の和解に伴って、米国でのエンジン不正問題は終結することになる。目先の不透明感解消に加えて、今後は不正問題対応のために延期されていた三菱ふそうトラック・バスとの経営統合も前進していくことになり、期待感も高まりつつあるようだ。

大真空<6962>:577円(+45円)

大幅反発。発行済み株式数の1.5%に当たる50万株、3億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。取得期間は2月6日から3月10日までとしている。株主還元の拡充および資本効率の向上を取得目的としている。株価が安値圏にある中、今後の需給改善につながるとの期待が先行へ。なお、今回取得した全株式、並びに、355万8087株を3月21日に消却するとも発表している。

村田製<6981>:2345円(-124円)

大幅続落。海外市場における株式売出の実施を発表している。売出株数は6130万4900株で、売出人はみずほ銀行や三井住友海上、三井住友銀行などの金融機関となる。発行済み株式数の約3%に当たる規模で、売出価格は2309円に設定された。受渡期日は1月20日となる。金融機関側の政策保有株の売却需要に対応しつつ、海外投資家を取り込むことを狙いとしているが、短期的な需給の悪化を意識する動きが先行へ。

グリーンモンスター<157A>:661円(+90円)

急騰、一時ストップ高。15日の取引終了後に社会全体の金融リテラシー向上を目指すべく、ABCash Technologiesと業務提携したことを発表し、これが好感されたようだ。提携を通じて、両社の強みを融合することで、多様化する金融教育ニーズに柔軟に対応する新たな体制を構築する。また、新たな事業機会の創出を図るとともに、より多くの人々により充実した金融教育の場を提供し、社会全体の資産形成を支援していくとしている。

タスキHD<166A>:794円(+4円)

反発。15日の取引終了後に、グループ会社であるZISEDAIが建築プラン生成AIサービス、TASUKI TECH TOUCH&PLANに関する特許を新たに取得したことを発表し、これを好感した買いが先行している。検討敷地が規制の異なる複数エリアにまたがっていても、今回の特許取得技術により正確な情報の取得と適用が可能となり、自動的にボリュームプランが算出できるようになったことで、より大規模な事業用地を検討することの多い、大手デベロッパーや大手仲介会社での活用も可能となった。

ライフネット<7157>:1881円(+100円)

反発。15日の取引終了後に24年12月の業績速報を発表し、好材料視されている。24年12月末の団体信用生命保険を含む保有契約年換算保険料は333.50億円(前年同月比120%)と好調だった。また、併せてauペイメントと募集代理店委託契約を締結したことを発表した。Pontaポイントがたまる「auの生命ほけん」をスマホ決済サービス「au PAY」を通じて提供することに加え、au PAYの利用者情報や決済データを用いて顧客の潜在的なニーズをとらえ、最適な保険を案内するとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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