「防災」が8位浮上、青森県東方沖地震の発生で<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防災」が8位に浮上している。
8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生した。青森県八戸市で震度6強を観測。震源付近の沿岸に一時、津波警報や注意報が出され、最大70センチの津波が到達した。その後、巨大地震の可能性が平時より高まったとして、2022年の運用開始後初となる「後発地震注意情報」が発令された。
地震の影響により、JR東日本<9020>の東北新幹線は一部区間で運転を見合わせていたが、翌9日には再開した。三井金属<5706>は9日付リリースで、子会社の八戸製錬において被害状況を調査中であると発表。人的被害や環境問題は発生していないとした。東北電力<9506>は女川原発に異常は確認されず、そのほかの火力や水力発電所などにも被害がないことを明らかにした。
大きな地震の発生によって人々の防災意識が改めて高まっているとみられ、株式市場でも関心が集まっている。国土強靱化に絡む銘柄群が要マークとなり、ショーボンドホールディングス<1414>やライト工業<1926>、ピーエス・コンストラクション<1871>、不動テトラ<1813>、日本基礎技術<1914>などが挙げられる。東北地盤のゼネコンを束ねる企業グループで、今年9月に上場したUNICONホールディングス<407A>も見逃せない。