【今週読まれた記事】大復活! 雌伏を越えた“覚醒”を待つ銘柄群
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月6日から12日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
注目の的となった10日まで開催の米FOMCは0.25%の利下げを決定。市場予想通りの無風通過となりました。しかしひと安心したのも束の間、日本時間11日早朝に発表された米オラクル<ORCL>の決算が市場予想に届かず時間外で急落。これを機に日本株市場はAI・半導体関連に売りが殺到する事態となり、日経平均株価は一時5万円を下回る下落に見舞われました。
米オラクルの決算が注目されたのは、同社がAIインフラ投資競争にかなり無理をして参加していることが理由です。巨額の債務を抱えており、回収できなければ会社の存続に関わりますが、投資額に見合った利益を上げられるかには現状のところ疑問符が付きます。AI投資は降りたら負けのチキンレースのようであり、多くの投資家がこれを危険視しています。今回の米オラクルの決算発表はそうした意味でAI市場全体の展望に影響する可能性があったという訳です。市場の反応を見ても今のところこれが“AIバブル崩壊”の発端となる可能性は低いと思われますが、ここからAI・半導体関連を追うならば冷静な見極めが必要になりそうです。
では、ここからの投資戦略はどういったものになるのでしょうか。来週に控えた日銀政策決定会合で確実視されている0.25%の利上げを見据え、「為替に敏感な輸出関連株が円高で下押しした局面を押し目買いすること、金融株の上昇期待を素直に取りに行くこと」が重要になると指南するのは大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 年末相場の『勝ち筋6銘柄』をピックアップ!」の北浜氏。「短期の振れに惑わされず、企業収益と国策テーマを軸に判断することが、年末相場の勝ち筋になる」と指摘して多くの支持を獲得、この記事はアクセスランキング2位に輝きました。
株式市場は年末にかけ「掉尾の一振が期待できる状況にある」とみるのは「【杉村富生の短期相場観測】 ─売買代金の上位銘柄を狙う!」の杉村氏。「日米両国ともに国策は、景気浮揚、成長戦略の推進、株高政策だ」と、国を挙げての株高奨励が追い風となるとの見通しを示しています。杉村氏の記事も多くのアクセスを獲得しトップ10入りとなりました。
そのほか、投資コラムは以下のすべてが上位ランキング入りの人気となっています。<相場観特集>では東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏に年末に向けた市場展望を伺いました。どの記事もお見逃しなく。
【村瀬智一が斬る!深層マーケット】インデックスに絡んだ先物主導の相場展開に
安田秀樹【業績絶好調のソニーG、唯一の課題は国内ゲーム市場の立て直し】
林卓郎(岩井コスモ証券)が斬る ―どうなる?半年後の株価と為替―
大塚竜太氏【メジャーSQ週、思惑錯綜の相場展望を読み解く】 <相場観特集>
11月以降、日経平均は波乱に見舞われ伸び悩みを見せていますが、TOPIXは上昇相場を継続、最高値圏をまい進しています。この背景には国内企業の好調な業績推移があり、この傾向はまだ継続しそうです。そのなか、長い雌伏期間を経て今期最高益更新という“大復活”を遂げる見込みの銘柄を探ったのが「大復活の拍動、10年超ぶり最高益へ突き進む『覚醒する5銘柄』精選 <株探トップ特集>」。こうした銘柄は中長期での再評価が進みやすく、今後の動向が注目されます。この記事は圧倒的な注目度でアクセスランキング首位を獲得しました。
銘柄スクリーニング記事では、26年3月期上期(4-9月)の決算発表から、業績好調で“上方修正”する可能性が高い銘柄をリストアップした「上方修正“先回り”、26年3月期【業績上振れ】候補〔第1弾〕 32社選出 <成長株特集>」が5位にランクイン。週半ばの木曜日に配信した「上方修正“先回り”、26年3月期【業績上振れ】候補〔第2弾〕 40社選出 <成長株特集>」もスピードランクインの人気企画となりました。
<割安株特集>では高配当利回りランキングがトップ10入りしたほか、「10万円以下で買える」シリーズも定番人気となっています。
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月10日版
10万円以下で買える、今期最高益&低PER 25社【プライム】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、今期最高益&低PER 26社【スタンダード】編 <割安株特集>
自作PCなどに造詣の深い方は、10月頃からPCパーツの一つ「メモリー」が高騰していることにお気付きだったことと思います。原因はAI半導体需要の急増。AI向けに必要なHBMメモリーが買い漁られ、本来関係が無いコンシューマ向けのDDRメモリー市況にまで影響を与えています。供給体制を揺るがすほどの需要がメモリー市場を席巻しており、この流れはしばらく終わりそうにありません。「AI需要拡大で市況高騰、面目躍如の『半導体メモリー』関連株リスト <株探トップ特集>」はそのような状況下、大きな躍進が期待されるメモリー製造に携わる企業をピックアップ。この記事はアクセスランキング3位を獲得しました。
投資テーマ関連ではそのほか、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が26年に試掘を始めることで話題となった「レアアース」についての解説記事「『レアアース』が8位にランク、南鳥島沖での試掘開始を目前に控え関心高まる<注目テーマ>」が11位にランクイン。また、以下の記事も上位入りとなりました。
働き方劇的変化は必至、「AIエージェント」で浮上機運高まる妙味株7選 <株探トップ特集>
新技術立国構想の本丸、株高エネルギー蓄積中の「R&D」関連株 <株探トップ特集>
再稼働の動き相次ぐ、大転回する舞台「原発関連株」刮目の6銘柄 <株探トップ特集>
玩具市場拡大の牽引役、「キダルト消費」で成長加速する銘柄群を追え <株探トップ特集>
「バイオテクノロジー関連」が13位、年末特有の材料株相場で本領発揮へ<注目テーマ>
「ロボット」が2位に急浮上、米政府がロボティクス分野への支援を検討と報じられる<注目テーマ>
今週のプレミアムコラムは特別編として、全編を無料会員にも公開! このチャンスをお見逃しなく。今回は「強い投資家」さん達の生成AI活用術にフォーカスしたシリーズの総集編「すご腕投資家に聞く 『銘柄選び』の技」より「生成AIを使ったら儲かった4つの攻め技」を配信。初回は、足もとで生成AIを巧みに活用する投資家の「攻めの活用術」に焦点を当て、AIによる分析が実際の取引にどう結びついたのかを具体例から振り返ります。
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引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月5日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月8日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月9日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月10日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月11日発表分)
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