25年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第4弾〕 27社選出 <成長株特集>
本特集では、25年10-12月期(第3四半期)に経常利益ベースで利益倍増を達成した3月期決算企業を紹介する「25年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!」シリーズの第4弾をお届けします。
最終回となる第4弾は、第1弾を配信した2月23日時点で時価総額が100億円以上250億円未満の銘柄の中から利益倍増企業として27社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。なお、下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、セレンディップ・ホールディングス <7318> [東証G]。25年10-12月期(第3四半期)の経常利益は前年同期の6500万円から11億2500万円に急拡大し、四半期ベースの過去最高益を大幅に更新した。昨年7月に買収したサーテックカリヤをはじめ、イワヰ、トライシス、エクセル・グループといった新規連結子会社の業績上積みなどが収益を押し上げた。株価は上場来高値圏で頑強に推移している。
2位に入った住宅建材を主力とするウッドワン <7898> [東証S]は、10-12月期の経常利益が10億円と前年同期比12.3倍に急拡大して着地。国内は住宅需要が低調で苦戦を強いられたものの、インドネシア子会社における米国向け販売の好調で補い、増収を確保した。国内の値上げ効果や経費削減に加え、円安進行で為替差損益が好転したことも大幅増益につながった。4-12月期の経常利益は16.7億円と通期計画の12億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが見込まれる。
3位にリスト入りしたプラスチック加工大手の児玉化学工業 <4222> [東証S]は、昨年4月に経営統合したメプロホールディングスの業績上積みが寄与し、売上高211億円(前年同期比5.3倍)、経常利益12億円(同11.1倍)といずれも四半期バースの過去最高を更新した。為替差損益の改善も利益を押し上げた。4-12月期の経常利益は18.3億円と通期計画の8.5億円を2.2倍も上回っており、業績上振れが濃厚とみられる。株価は2月19日に1491円まで上昇し、約7年5ヵ月ぶりの高値を回復した。
4位の日産証券グループ <8705> [東証S]は米国の利下げ期待や中東情勢の緊迫化などを背景に金先物への資金流入が進む中、中核子会社の日産証券で主力商品の金先物取引が急増し、10-12月期の経常利益は前年同期比11.1倍の6.3億円と2四半期連続で大幅増益を達成した。同時に、従来未定としていた今期の年間配当を15円(前期は9円)実施する方針を示した。これを受けて、株価は2月25日に313円と約7年8ヵ月ぶりの高値をつけている。
5位のミナトホールディングス <6862> [東証S]は半導体メモリーの需給逼迫に伴う価格高騰を背景に、メモリーモジュールを主力とするデジタルデバイス部門の収益が大きく伸び、10-12月期の経常利益は前年同期比7.7倍の17.1億円に急拡大した。業績好調に伴い、26年3月期の同利益予想を従来の12.3億円→27.8億円に大幅上方修正し、36期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。株価は2月17日に約29年2ヵ月ぶりの高値圏となる3025円まで上昇する場面があった。
7位の電算 <3640> [東証S]は公共分野で標準準拠システムの提供が順調に推移したほか、住民基本台帳ネットワークシステムや財務会計システムなどの機器更改、定額減税補足給付金や健康管理システムなどの制度改正、自治体情報セキュリティ対策への対応などを実施し、10-12月期の経常利益は前年同期比3.8倍の19.1億円に膨らんだ。併せて、最高益予想だった通期の同利益を従来の43.5億円→63億円に上乗せするとともに、配当も100円→140円に大幅増額修正したことも評価され、株価は2月3日に上場来高値3940円まで上値を伸ばした。
このほか、配当利回りが年間ベースで3%を超える石光商事 <2750> [東証S]、長栄 <2993> [東証S]、東洋テック <9686> [東証S]、イーグランド <3294> [東証S]、ソネック <1768> [東証S]、ゼット <8135> [東証S]、ミクニ <7247> [東証S]、日本インシュレーション <5368> [東証S]は足もとの業績が好調な高配当株として注目したい。
●25年10-12月期【利益倍増】シリーズ ─────
・〔第1弾〕 27社選出 (時価総額2000億円以上)
・〔第2弾〕 28社選出 (時価総額600億~2000億円)
・〔第3弾〕 29社選出 (時価総額250億~600億円)
も併せてご覧ください。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 10-12月期 連続期数 進捗率 PER
<7318> セレンHD 1631 1125 1 78.4 8.6
<7898> ウッドワン 1135 1000 1 139 10.1
<4222> 児玉化 1012 1201 2 216 0.9
<8705> 日産証券G 1011 633 2 - -
<6862> ミナトHD 666 1715 3 83.7 11.1
<7256> 河西工 356 2816 1 65.7 10.9
<3640> 電算 284 1916 2 57.2 4.5
<2750> 石光商事 263 812 4 90.5 8.3
<2993> 長栄 242 458 1 84.5 12.1
<9272> ブティックス 197 709 1 41.5 15.2
<4838> SSSKHD 191 410 3 92.3 11.6
<3850> イントラマト 182 307 2 83.7 18.1
<5282> ジオスター 178 400 2 66.8 9.8
<9686> 東洋テク 177 742 4 112 11.2
<3294> イーグランド 172 766 3 74.2 7.1
<1768> ソネック 162 574 4 85.5 9.8
<7271> 安永 159 630 2 81.2 10.7
<8135> ゼット 150 262 2 68.4 12.1
<7161> じもとHD 150 1310 1 126 8.4
<7247> ミクニ 141 1008 1 80.4 8.6
<3793> ドリコム 138 656 1 10.0 -
<5368> 日本インシュ 136 529 4 84.5 10.5
<5204> 石塚硝 126 1352 1 109 6.7
<8365> 富山銀 124 175 3 116 17.1
<7022> サノヤスHD 115 864 1 97.5 19.9
<5707> 東邦鉛 110 3288 1 60.2 7.9
<332A> ミーク 109 469 1 94.7 15.4
※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は%。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は%。黒字転換、赤字縮小は増益に含めない。24年10-12月期の経常利益が5000万円未満の銘柄、直近で通期の利益予想を下方修正した銘柄は除いた。
株探ニュース