IBM、時間外で6%安 底堅い決算も懸念は払拭できず=米国株個別
(NY時間17:16)(日本時間06:16)時間外
IBM<IBM> 236.30(-15.56 -6.18%)
IBM<IBM>が時間外で下落。引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株営業利益、売上高とも予想を上回った。AI活用の拡大が事業の追い風となっている。ただ、株価は時間外でネガティブな反応。ソフトウェア部門の売上高が予想範囲内に留まり、AIによる事業への影響に対する投資家の懸念を払拭できなかったとの指摘も出ている。AI受注残の開示がなかったことも嫌気している模様。
同社は、レッドハッド、ハシコープ、コンフリュエントなどの買収を通じて高成長ソフトウェア企業への転換を進めてきたが、AIが既存ソフトを置き換えるとの懸念から、注目を集めていた。
アナリストは「投資家はソフトウェア部門のさらなる上振れを期待していた」と指摘。また「顧客がAI企業のツールを試す間、同社への支出を先送りしているかが焦点になる」と述べた。
同社は他のソフトウェア企業同様に製品へのAI統合を進めており、最新技術の提供能力を強調している。キャバノーCEOは「生成AI関連が今年のソフトウェア部門成長に約2%ポイント寄与する見込みだ」と述べた。また、AI需要の拡大は主要モデルを扱うためのインフラソフト需要を押し上げるとしている。
(1-3月・第1四半期)
・1株営業利益:1.91ドル(予想:1.81ドル)
・売上高:159.2億ドル 9.5%増(予想:156.7億ドル)
ソフトウェア:70.5億ドル 11%増(予想:70.4億ドル)
コンサルティング:52.7億ドル 4%増(予想:52.9億ドル)
インフラ:33.3億ドル 15%増(予想:31.3億ドル)
ファイナンス:2.20億ドル 15%増(予想:1.89億ドル)
その他:0.48億ドル 21%減
・粗利益率(調整後):57.7%(予想:57.7%)
・FCF:22.2億ドル 13%増(予想:21.7億ドル)
(通期見通し)
・売上高:5%超を維持(予想:5.1%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース