話題株ピックアップ【夕刊】(1):タムロン、レーザーテク、ホシザキ
■タムロン <7740> 1,280円 +247 円 (+23.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
タムロン<7740>は大幅高で3連騰。上場来高値を更新した。16日の取引終了後、29年12月期を最終年度とする中期経営計画(27年12月期~)の骨子策定を行ったと発表した。29年12月期の目標として売上高1200億円以上(25年12月期は850億7100万円)、営業利益250億円以上(同166億3800万円)を掲げた。株主還元については中計期間から配当額を配当性向60%又はDOE(株主資本配当率)8%の高い方を基準として決めるほか、29年12月期末までに約180億円の追加還元に取り組む。そのほか、長期ビジョンにおける定量目標の刷新や今期の年間配当予想の引き上げも開示しており、これらを好感した買いが集まった。中計では写真関連事業のキャッシュカウ化を進めるとともに、産業向け事業において持続的な成長基盤の構築を図る。長期ビジョンについては35年12月期の売上高目標を前回発表の1000億円以上から2000億円以上に引き上げた。うち、新規事業の売上高は100億円以上から200億円以上に上方修正。また、ROE(自己資本利益率)20%以上を持続的に達成することを目標に加えた。今期の年間配当予想は14円増額。前回発表の中間10円50銭・期末26円50銭の合計37円から、中間20円・期末31円の合計51円に引き上げた。25年7月1日の1株につき4株の割合での株式分割後ベースの前期実績に対し、実質14円75銭の増配となる。
■レーザーテック <6920> 52,700円 +6,130 円 (+13.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
レーザーテック<6920>が大幅反発。半導体製造装置の主力銘柄が軒並み切り返すなか、とりわけ同社株の上げ足の強さが際立っている。株価は15日につけた高値4万8640円を上回り上場来高値を更新するとともに、未踏の5万円台乗せを果たした。半導体向け「EUV露光装置」の独占的メーカーであるオランダのASMLホールディング<ASML>が同装置の生産能力を増強していることがメディアを通じて紹介され、これを受けて、ASMLのEUV露光装置向けにマスク欠陥検査装置を専属的に納入するレーザーテクの収益機会が高まることを見込んだ買いを誘導した。同社株は個人投資家に人気があり、株価下落局面では逆張り指向で信用買い残が膨らむ傾向が強かったが、直近は買い残が100万株を下回るなど整理が進捗していたことで、上値の軽さが意識されている。
■ホシザキ <6465> 5,478円 +287 円 (+5.5%) 本日終値
ホシザキ<6465>は反発。16日取引終了後、投資ファンドのジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC、東京都港区)と企業価値向上に向けた戦略的提携を結ぶと発表した。これに基づき、JACがサービスを提供するファンドに対する第三者割当による自己株式処分を行うという。この自己株式処分を行うため、自社株買いを実施するとあわせて発表した。取得上限は232万9100株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.6%)、または120億9100万3600円。期間は7月9日~来年3月31日。これら発表が手掛かりとなったようだ。
■ZOZO <3092> 1,142.5円 +51.5 円 (+4.7%) 本日終値
ZOZO<3092>が大幅反発。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を4300万株(自己株式を除く発行済み株数の4.86%)、または300億円としており、取得期間は6月17日から12月30日まで。なお、取得した全株式は27年1月29日付で消却するとしている。
■三機工業 <1961> 2,700円 +110 円 (+4.3%) 本日終値
三機工業<1961>は反発。きょう、総合研修・研究施設「三機テクノセンター」内で低高温環境風洞設備の本格運用を今月から始めたと発表しており、株価の支援材料となった。同設備では低GWP(地球温暖化係数)冷媒R448Aを使用した直膨システムと自然冷媒である二酸化炭素を使ったシステムを構築。同社は過去に冷媒R404Aを使用した直膨システムの納入実績があったものの、同冷媒はフロン排出抑制法により製造・使用の制限対象となっている。今後は新冷媒を採用した直膨システムを確立し低高温環境試験設備の高性能化を進めることで、営業展開の拡大につなげていく。
■KHネオケム <4189> 2,801円 +93 円 (+3.4%) 本日終値
KHネオケム<4189>が反発。16日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、国内投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が17.08%から17.59%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は6月9日となっている。
■A&Dホロン <7745> 2,806円 +91 円 (+3.4%) 本日終値
A&Dホロンホールディングス<7745>が反発。16日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、国内投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が12.91%から13.99%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は6月9日となっている。
■みずほFG <8411> 8,006円 +249 円 (+3.2%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株が堅調推移。東証の業種別指数で銀行業は上昇率で上位に入っている。前日の取引時間中に日銀は利上げを決めた。評決で反対に回ったのは浅田統一郎審議委員1人で、しかも政策金利の据え置きを求めて反対したことが明らかになり、声明文からハト派色を感じ取った投資家の売りが前日の銀行株の重荷となった。引け後の内田真一副総裁の会見はタカ派ともハト派とも受け止めにくい内容となり、日銀の利上げ路線は継続するとの市場の見方を大きく揺るがすものには至らなかった。日本時間18日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることもあって、銀行株に対しては売り持ち高を解消する目的の買い戻しが優勢となったようだ。
■アクセルHD <402A> 581円 +13 円 (+2.3%) 本日終値
アクセルスペースホールディングス<402A>が3日ぶり反発。6月に入ってから急な調整に見舞われ株価は底値圏に沈んでいたが、目先仕切り直しの買いが流入した。16日取引終了後、ノルウェー大手地上局プロバイダーのKongsberg Satellite Servicesと、衛星通信用地上局アンテナの新規利用契約及び既存アンテナの利用延長契約の締結について合意したことを発表。契約金額に関しては非開示だが、25年5月期売上高の10%を上回る規模としている。これによる業績押し上げ効果に期待した買いを引き寄せた。
■大塚ホールディングス <4578> 10,570円 +210 円 (+2.0%) 本日終値
大塚ホールディングス<4578>は高い。SMBC日興証券が16日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を1万200円から1万2500円へ引き上げた。腎臓病治療薬「ボイザクト」のピーク売り上げ予想を引き上げ、米トランセンド・セラピューティクス買収を加味したという。統合失調症薬「ウロタロント」、抗がん剤「ジパレルチニブ」のフェーズ3試験の結果に注目とした。同証券の格上げが好感されたようだ。
株探ニュース