東京株式(大引け)=107円高、韓国や台湾株を横目に終盤戻り足に
29日の東京株式市場は不安定な地合いであったが、後場取引終盤になって買いに厚みが加わり、日経平均株価はプラス圏に切り返して引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比107円23銭高の6万9468円11銭と小幅反発。プライム市場の売買高概算は26億9456万株、売買代金概算は11兆8255億円。値上がり銘柄数は1089、対して値下がり銘柄数は416、変わらずは35銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方に日経平均が先物主導で高く始まったが、その後は急速に値を消すなど、きょうも荒れた地合いを思わせた。前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数が軟調で、特に半導体セクターへの売り圧力が強く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落率は5.3%安と際立った。これを受けて、東京市場でも日経平均寄与度の高い半導体主力株を中心に売られ、投資家のセンチメントを改めて冷やす格好に。しかし、取引時間中に半導体株比率の高い韓国株市場が下げ渋り、一時主要株価指数であるKOSPIがプラス圏に浮上したほか、同じく半導体色の強い市場である台湾市場も堅調に推移したことを横目に、徐々に買い戻しを誘発した。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の7割を占めた。
個別では、太陽誘電<6976>が大幅高に買われ、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>も堅調。三菱重工業<7011>も買いが優勢だった。任天堂<7974>が高く、東京海上ホールディングス<8766>も物色人気。NEC<6701>も上昇した。低位のサンウェルズ<9229>が値上がり率トップに買われ、宮越ホールディングス<6620>、Link-Uグループ<4446>はストップ高。Sansan<4443>、Appier Group<4180>も値を飛ばした。ベイカレント<6532>も大きく上値を伸ばした。
半面、断トツの商いをこなしたキオクシアホールディングス<285A>が大きく値を下げたほか、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>も下値模索が続いた。アドバンテスト<6857>、JX金属<5016>なども値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。キヤノン<7751>が軟調。フロンティア・マネジメント<7038>、サンケン電気<6707>が急落、日本電波工業<6779>、山一電機<6941>などの下げも目立った。