話題株ピックアップ【夕刊】(1):芝浦、マネックスG、ディスコ
■芝浦メカトロニクス <6590> 5,320円 +700 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
芝浦メカトロニクス<6590>がストップ高。韓国政府が打ち出したAIインフラ投資計画ではサムスン電子とSKハイニックス<SKHY>が4つの半導体巨大工場を建設するなど、旺盛な製造装置需要が見込まれており、半導体製造装置関連の中では相対的に出遅れている同社株に水準訂正狙いの大口買いが流入している。株式需給面では直近、貸株市場経由の空売りが急増していたが、月替わり(四半期末通過)で一気に買い戻しを誘発している。同社は洗浄装置や成膜装置など前工程における複数の分野で高い商品競争力を誇るほか、後工程でもボンディング装置などで高実績を有している。ボンディング装置は大増産モードにあるHBM(高帯域幅メモリー)などの先端パッケージ需要を取り込み、今後収益飛躍の足掛かりとなる可能性も意識されている。株価を大化けさせたキオクシアホールディングス<285A>とは旧東芝グループという共通項がある点も注目で、東芝からの資本開放に伴い、持ち前の技術力が前面に押し出される形で株価も再評価局面に入ったようだ。
■スズデン <7480> 2,474円 +189 円 (+8.3%) 本日終値
スズデン<7480>は大幅に3日続伸し、年初来高値を更新した。きょう午前9時ごろ、6月度の売上高推移速報(個別)を発表した。同月の売上高が前年同月比63.3%増の55億6500万円と6カ月連続で前年同月を上回っていることに加え、増収率も5月の同42.5%増から更に拡大しており、好感した買いが集まった。
■ブシロード <7803> 294円 +17 円 (+6.1%) 本日終値
ブシロード<7803>が大幅高で3日続伸。6月30日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を800万株(自己株式を除く発行済み株数の5.89%)、または20億円としており、取得期間は7月1日から12月31日まで。株価水準や手元資金、経営環境などを総合的に勘案し、積極的な自社株の取得が株主価値の向上に寄与すると判断したという。
■マネックスグループ <8698> 660円 +36 円 (+5.8%) 本日終値
マネックスグループ<8698>が大幅高で4連騰。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントがマネックスGの株式について、新たに5%を超えて保有していることが6月30日の取引終了後、明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書で判明した。オアシスの保有割合は5.15%。報告義務発生日は23日。保有目的は「純投資」としている。
■ガンホー <3765> 2,293円 +103 円 (+4.7%) 本日終値
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は反発。6月30日の取引終了後、ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム「ニンジャラ」の世界累計ダウンロード数が6月26日に1200万を突破したと発表しており、株価の支援材料となった。ダウンロード版は2020年6月25日から提供。基本プレイは無料となっている。
■ディスコ <6146> 84,520円 +3,260 円 (+4.0%) 本日終値
ディスコ<6146>が一時9%高で8万8000円台半ばまで一気に水準を切り上げたほか、KOKUSAI ELECTRIC<6525>は12%を超える上昇で未踏の1万2000円台に歩を進め、連日の上場来高値更新と気を吐いている。韓国では政府が「大韓民国大飛躍3大メガプロジェクト」と称した総額115兆円規模のAI・半導体分野への巨額投資を今週明けに発表、サムスン電子、SKハイニックス<SKHY>を中核に国家的プロジェクトとして打ち出している。これを受けて世界的に圧倒的シェアを誇る日本の半導体製造装置メーカーに投資資金が攻勢をかけている。ディスコはAI半導体であるHBM(高帯域幅メモリー)の後工程で、研削工程や切断工程で必須となる製造装置で世界の独占的サプライヤーとなっている。一方、前工程でも成膜装置に特化したコクサイエレはサムスン電子との取引で非常に太いパイプを有していることで、商機が一気に高まるとの見方が浮上し物色人気が加速した。このほか、HBM増産で重要ポイントとなるモールデング(封止)工程で需要囲い込みが期待されるTOWA<6315>や、大規模半導体工場の稼働で大量消費される超純水を製造し、サムスン電子との強固な連携を持つ野村マイクロ・サイエンス<6254>などの株価も強く刺激されている。
■岡谷鋼機 <7485> 4,850円 +180 円 (+3.9%) 本日終値
岡谷鋼機<7485>が続伸。同社は6月30日取引終了後、27年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比20.1%増の119億2100万円となり、通期計画の350億円に対する進捗率は34.1%となった。売上高は同11.5%増の3084億7000万円で着地。エレクトロニクス部門で車載部品の売り上げが増えたほか、非鉄金属部門では自動車関連及び環境配慮型材料も伸びた。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■TOPPAN <7911> 5,254円 +149 円 (+2.9%) 本日終値
TOPPANホールディングス<7911>が続伸。傘下のTOPPANはきょう、東京大学先端科学技術研究センターと寄付研究部門「量子ドットイノベーションラボ(TOPPAN)」を開設したと発表。これが株価を刺激したようだ。これは量子ドット技術の産業応用とイノベーション創出を目的としたもの。東大が蓄積してきたエピタキシャル量子ドット及びコロイダル量子ドットに関する学術的知見、量子光計測技術などと、TOPPANのコロイダル量子ドットを中心としたナノ粒子合成技術や応用開発力を生かし、量子ドットをはじめとするナノマテリアルやナノストラクチャの実現技術・応用に関する基盤研究を推進するとしている。
■セーフィー <4375> 652円 +14 円 (+2.2%) 本日終値
セーフィー<4375>が高い。同社はきょう正午ごろ、クマ対策ソリューションを今夏から提供すると発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。これはセーフィーのクラウドカメラ映像と人工知能(AI)によるクマの自動検知「AI-App(アイアップ)クマ検知」に加え、グループのセーフィーセキュリティが手掛ける遠隔見守りによる目視確認を組み合わせたもの。全国の地方自治体や野生動物の侵入リスクを抱える事業者を対象に、レンタルでの提供を予定しているという。
■エクサウィザーズ <4259> 811円 +11 円 (+1.4%) 本日終値
エクサウィザーズ<4259>が3日続伸。同社は6月30日、グループ会社のExaMDが会話音声認知症AI診断支援アプリの承認申請に向け臨床開発を開始したと発表。これが材料視されたようだ。これは診断支援を目的としたプログラム医療機器として治験中の製品をもとに開発しており、在宅利用が可能となれば国内初の事例。同社は今後、在宅利用を含め同製品の早期承認申請を目指すとしている。
株探ニュース