株価指数先物【引け後】 ショート優勢のなかで25日線での攻防
大阪9月限
日経225先物 68860 -1780 (-2.51%)
TOPIX先物 4022.5 -4.0 (-0.09%)
日経225先物(9月限)は前日比1780円安の6万8860円で取引を終了。寄り付きは6万9570円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万9695円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。6万9000円~6万9600円辺りでの保ち合いが続くなか、前場中盤にかけて6万8840円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただ、終盤にかけてはショートカバーが入る形で下げ幅を縮め、6万9800円~7万円辺りでの推移となった。
ランチタイムには再び下へのバイアスが強まり、後場開始直後に6万9220円まで下げた。中盤に6万9740円まで戻したものの、終盤にかけてロング解消とみられる動きが優勢となるなかで、取引終了間際に6万8830円まで下げ幅を広げた。
米国市場で半導体やAI関連株を中心に売られた流れを引き継ぐ形で、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などが日経平均株価を押し下げたことで、先物市場においてショートを誘う形となった。支持線として意識される25日移動平均線(6万8570円)に接近したことで前場終盤にかけてショートカバーに向かわせる場面もみられた。
半導体株の弱さが目立つ一方で、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が日経平均株価を支えており、積極的なショートを仕掛けにくくさせる面もあっただろう。しかし、韓国市場でSKハイニックス<SKHY>やサムスン電子が急落し、韓国KOSPI指数の下落率が8%に迫るなか、後場中盤以降は再び下へのバイアスが強まった。
日経225先物は支持線として意識されている25日線に接近している。ナイトセッションで同線は6万8650円辺りに位置しており、米国市場で再び半導体やAI関連株の不安定な動きが続くようだと、25日線を下抜けてくる可能性はあるだろう。2日は6月の米雇用統計が発表される。前日のADP雇用統計は予想を下回ったこともあり、やや鈍化が見込まれている。また、翌3日は独立記念日(インデペンデンスデイ)の振替休日で米国市場は休場になるため、明日の東京市場において海外投資家のフローが限られるだろう。
薄商いのため指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響が大きくなるなかで、スキャルピング中心のトレードながらも、ショートを仕掛ける動きが強まりそうである。25日線をナイトセッションで割り込んでくるようだと、ボリンジャーバンドの-1σ(6万6270円)とのレンジに移行する展開も想定されそうだ。
NT倍率は先物中心限月で17.11倍(1日は17.54倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の下げが目立つ一方で、東証プライムの7割超の銘柄が上昇しており、TOPIX型へのローテーションが起きている。25日線(17.23倍)が抵抗線に変わり、-1σ(16.88倍)辺りが意識されてきそうである。
手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3464枚、ソシエテジェネラル証券が1万0732枚、バークレイズ証券が7278枚、JPモルガン証券が3168枚、サスケハナ・ホンコンが2826枚、モルガンMUFG証券が2157枚、野村証券が1931枚、SBI証券が1578枚、ゴールドマン証券が1383枚、三菱UFJ証券が1109枚だった。
TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万0410枚、バークレイズ証券が1万8465枚、ABNクリアリン証券が1万4993枚、JPモルガン証券が5877枚、ゴールドマン証券が4048枚、モルガンMUFG証券が3634枚、サスケハナ・ホンコンが3004枚、シティグループ証券が1704枚、野村証券が1571枚、ビーオブエー証券が1432枚だった。
株探ニュース