本日注目すべき【好決算】銘柄 ネクソン、カネカ、Appier (13日引け後 発表分)
8月13日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ネクソン <3659> [東証P] ★上期最終は2倍増益で着地、配当を415円増額修正
◆26年12月期上期(1-6月)の連結最終利益は前年同期比2.0倍の868億円に急拡大して着地。昨年10月にリリースした新作ゲーム「ARC Raiders」が業績に大きく貢献したほか、メイプルストーリーフランチャイズの新作なども寄与し、大幅増収増益を達成した。
併せて、今期の年間配当を従来計画の60円→475円(前期は45円)に大幅増額修正した。特別配当415円を実施する。年間配当利回りは18.84%に上昇。
同時に、発行済み株式数の1.7%にあたる1323万8900株を8月31日付で消却すると発表。
ケイアイ不 <3465> [東証P] ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の285億円→315億円に10.5%上方修正。増益率が14.2%増→26.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。大都市圏での分譲戸建住宅に対する旺盛な需要が継続する中、物件販売が堅調に推移していることを反映した。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の140円→150円(前期は1→2の株式分割前で235円)に増額修正した。
GMOペパボ <3633> [東証S] ★今期最終を一転51%増益に上方修正・最高益、配当も74円増額
◆26年12月期の連結最終利益を従来予想の7.3億円→13.2億円に79.9%上方修正。従来の減益予想から一転して50.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。連結子会社CNの解散に伴う繰延税金資産の計上により、税金負担が減少することが最終利益を押し上げる。
併せて、期末一括配当を従来計画の93円→167円(前期は111円)に大幅増額修正した。特別配当74円を実施する。配当利回りは9.28%に上昇。
ジョルダン <3710> [東証S] ★今期経常を一転74%増益に上方修正、配当も4円増額
◆26年9月期第3四半期累計(25年10月-26年6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の4億7800万円に急拡大して着地。主力の乗換案内事業で法人向けや広告などの売上高が拡大したことが寄与。助成金収入の増加なども利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益を従来予想の2億2000万円→4億5000万円に2.0倍上方修正。従来の減益予想から一転して74.4%増益見通しとなった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6円→10円(前期は6円)に大幅増額修正した。
カネカ <4118> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の137億円に急拡大して着地。マテリアル部門で原燃料高騰分の販売価格への転嫁を進めたことが収益を牽引した。大型液晶テレビ向けの光学用フィルムや農水産・建築向け発泡樹脂の販売が増加したことなども利益拡大につながった。
第1四半期実績だけで、通期計画の320億円に対する進捗率は43.0%に達しており、業績上振れが期待される。
Appier <4180> [東証P] ★今期最終を19%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆26年12月期の連結最終利益を従来予想の34.6億円→41.2億円に19.0%上方修正。増益率が35.4%増→61.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のAIソリューションが北東アジアや米国、EMEA地域で拡大したことに加え、Eコマースやオンライン旅行業といった業種での導入が進んだことを織り込んだ。自律型AIの活用による業務効率化の進展も利益を押し上げる。
ラボロAI <5586> [東証G] ★今期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆26年9月期の連結経常利益を従来予想の2億9400万円→3億8400万円に30.6%上方修正。増益率が77.1%増→2.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。顧客の堅調なDX需要を捉え、カスタムAIソリューション事業の売上高が堅調に推移していることが要因。生成AIの活用を通じた業務生産性の向上が奏功し、人件費や採用研修費が想定を下回ることも利益を押し上げる。
クラダシ <5884> [東証G] ★今期経常は6.4倍増で6期ぶり最高益更新へ
◆26年6月期の連結経常損益は5600万円の黒字(前の期は7000万円の赤字)に浮上して着地。続く27年6月期の同利益は前期比6.4倍の3億5700万円に急拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は日本郵便との協業効果を含むFood事業の成長に加え、系統用蓄電所の運転開始によるEnergy事業の拡大を見込む。M&Aで取得した中京電力、中村商事、みとわの新規連結効果も織り込んだ。
オリジン <6513> [東証S] ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は7.4億円の黒字(前年同期は2.7億円の赤字)に浮上して着地。エレクトロニクス事業で半導体製造装置用電源や艦船用・医療用電源の需要が拡大したことに加え、電気集塵機用電源の大型案件が寄与した。また、ケミトロニクス事業では中東情勢の悪化に伴う供給不安から日系モビリティ関連や化粧品関連で受注の前倒しが発生し、大幅増収増益を達成した。
通期計画の5.5億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。
ズーム <6694> [東証S] ★今期経常を45%上方修正
◆26年12月期の連結経常損益を従来予想の5億5000万円の黒字→8億円の黒字(前期は2億3100万円の赤字)に45.5%上方修正した。ハンディレコーダーの販売回復や円安による収益押し上げ効果が寄与する。構造改革に伴う原価改善や固定費削減の進展に加え、米国関税の還付に伴う売上原価の減額も上振れの要因となる。
アバール <6918> [東証S] ★今期最終を2.1倍上方修正
◆27年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の9.1億円→19億円に2.1倍上方修正。増益率が64.3%増→3.4倍に拡大する見通しとなった。生成AI需要の高まりを背景に先端ロジックやHBM向け装置の投資が活発化する中、受託部門で半導体製造装置の制御機器が急増し、売上高が計画を22.5%上回ることが寄与。政策保有株式の縮減に伴う売却益の発生も最終利益を押し上げる。
併せて、発行済み株式数の5.6%にあたる35万3700株の自社株を8月31日付で消却すると発表。
株探ニュース