話題株ピックアップ【昼刊】:JR東日本、東映アニメ、日本空港ビル
■JR東日本 <9020> 3,652円 +115 円 (+3.3%) 11:30現在
JR東日本<9020>が堅調推移。今年4月に伊藤忠商事<8001>と不動産事業分野における統合契約を発表している。10月にJR東日本が60%、伊藤忠が40%出資する新会社が発足する予定で、データセンター分野での事業展開などに注目が集まっている。8月24日には核融合エネルギーの商用化を目指す京都大学発スタートアップの京都フュージョニアリング(東京都大田区)への出資も発表。成長領域に積極的に関与しようという姿勢を鮮明にしている。マーケットにおいてはAI・半導体関連株からバリュー株への資金シフトが進むなかで、内需安定株としてのJR東日本に対しても見直し買いが続いている。25日は外資系証券による格上げ観測も追い風となって、一時3%を超す上げとなった。
■東映アニメーション <4816> 3,075円 +87 円 (+2.9%) 11:30現在
東映アニメーション<4816>はジリ高歩調。同社のIP(知的財産)戦略において大きな役割を持つのが、「ワンピース」や「ドラゴンボール」である。そのドラゴンボールに関して24日、フランスのマクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド皇太子が会談をし、パリ北西でサウジの国営会社の資金をもとに、ドラゴンボールのテーマパークを建設することで合意したと報じられている。これを材料として東映アニメに対して投資マネーが流入する格好となったようだ。
■日本空港ビルデング <9706> 5,886円 +159 円 (+2.8%) 11:30現在
日本空港ビルデング<9706>は4日続伸。24日の取引終了後、既存株主である金融機関や建設会社などによる合計1002万8400株の売り出しと、需要状況に応じた上限150万4200株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。売り出し価格は9月2日から7日のいずれかの日に決める。政策保有株式の縮減を通じて株主構成の見直しを進め、株式流動性の向上と需給悪化懸念の解消を図る。同時に取得総数350万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.8%)又は取得総額150億円を上限とする自社株買いを行うと開示。取得期間は10月1日から来年3月31日まで。取得した株式は来年3月31日付で全て消却する。株式売り出し発表で短期的な需給悪化が意識されるところだが、足もとは好決算評価の流れが根強く続いているようで強調展開を維持。約2週間ぶりに年初来高値を更新した。同社が今月上旬に発表した第1四半期決算は営業41%増益と好スタート。羽田空港の旅客数増加や円安を背景とした免税店売り上げの好調が寄与した。
■SOMPO <8630> 6,855円 +147 円 (+2.2%) 11:30現在
SOMPOホールディングス<8630>が反発している。日本経済新聞電子版が24日、「損害保険ジャパンは2027年1月に自動車保険料を平均5%程度引き上げる」と報じた。収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。記事によると、修理費高騰で保険金の支払いが増えているため、今年7月に続き更なる値上げを実施するという。
■クスリアオキ <3549> 4,198円 +69 円 (+1.7%) 11:30現在
クスリのアオキホールディングス<3549>が6日続伸している。24日の取引終了後、アクティビストとして知られている香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、クスリアオキの株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は14.05%から15.10%に上昇した。報告義務発生日は17日。保有目的の項目ではオアシスは「コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させる」ことを目的に、提案を行っているとしている。
■ローツェ <6323> 4,012円 +59 円 (+1.5%) 11:30現在
ローツェ<6323>は底堅く推移している。24日取引終了後、子会社を通じて中国に現地法人を設立すると発表した。中国市場向け半導体関連装置の需要拡大に伴い、生産体制を強化する狙いがある。これが手掛かりとなっているようだ。
■マツキヨココ <3088> 2,619円 +36.5 円 (+1.4%) 11:30現在
マツキヨココカラ&カンパニー<3088>は6日続伸。24日取引終了後、ジョンマスターホールディングス(東京都港区)の株式を議決権ベースで100%取得し、子会社化すると発表した。買収額は非開示。同企業は傘下のジョンマスターオーガニックグループでオーガニック・ナチュラルコスメの企画開発・販売を手掛ける。将来の業績貢献を期待した買いが入っているようだ。
■SPDR <1326> 68,080円 +370 円 (+0.6%) 11:30現在
金ETFが連日高。SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>はともに4日続伸。24日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、12月限が前週末比17.2ドル高の1トロイオンス=4697.8ドルに上昇した。一時4738.5ドルと5月中旬以来、約3カ月ぶりの水準まで買われた。米財務省が国債買い入れ消却(バイバック)の枠拡大の原資として財務省一般勘定(TGA)を活用する可能性があると報じられ、米長期金利は低下し、金利のつかない資産である金の買い要因となった。また、米国とカナダの貿易紛争への懸念も安全資産である金の価格を押し上げている。
■ノーリツ <5943> 2,440円 +11 円 (+0.5%) 11:30現在
ノーリツ<5943>が4日続伸している。24日の取引終了後に、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、26年12月期第3四半期に投資有価証券売却益20億円(見込み)を特別利益として計上すると発表したことが好材料視されている。なお、通期業績予想には織り込み済みとしている。
■トヨタ自動車 <7203> 3,091円 -34 円 (-1.1%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が軟調に推移している。トランプ米大統領が24日、カナダ産の自動車に対し来年1月から50%の関税を発動すると表明した。今月22日に米国は500以上のカナダ産の品目に対する追加関税を発動したばかり。カナダ国内にトヨタやホンダは自動車工場を構えているとあって、北米事業への影響を警戒した売りが出たようだ。
■カイゼン <4170> 222円 +50 円 (+29.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
Kaizen Platform<4170>がストップ高の水準となる222円でカイ気配に張り付いている。同社はUX/DX改善サービスを展開。26年12月期第2四半期累計(1~6月)決算は減収・営業赤字転落と業績は低迷しており、株価も直近まで100円台と低位で推移していた。貸借銘柄である同社株に対しては、特段の材料がないなかで前日に商いを伴って急騰、ストップ高に買われていた。日本証券金融は同日、新規の信用売りができなくなる「売り禁」と呼ばれる申込停止措置を25日より実施すると公表。更に、品貸料の最高料率を10倍とする臨時措置を25日より講じると発表している。既存の空売り勢のコスト負担増大が連想されるなど、株式の需給思惑が台頭し、短期志向の資金が一段と流入する形となった。
■FUNDINNO <462A> 338円 +57 円 (+20.3%) 一時ストップ高 11:30現在
FUNDINNO<462A>がカイ気配スタート。同社は24日の取引終了後、東京都のクラウドファンディング(購入寄付型・株式型)を活用した資金調達支援事業において、取扱ECF(株式投資型クラウドファンディング)事業者に採択されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ベンチャー企業や中小企業などの資金調達を支援し、クラウドファンディングの普及を図ることを目的とする事業で、取扱ECF事業者の運営サイトで株式及び新株予約権の発行により資金調達を完了した事業者は、サービス活用時の利用手数料の一部が支援されるという。
■フライヤー <323A> 406円 +41 円 (+11.2%) 11:30現在
フライヤー<323A>は3日ぶりに急反発している。24日の取引終了後、子会社のZealoxが生成AIの実務活用スキルの習得を支援するビジネスパーソン向けオンライン講座「マスターAI」の提供を始めると発表しており、材料視した買いが集まっている。通期業績に与える具体的な影響は現在精査中。同サービスでは生成AIツールの最新動向に継続して対応するためのライブ形式の講義と受講者の業務課題に応じた個別サポートを組み合わせて提供。職種や目的に応じた複数の学習コンテンツを利用できる。
■アサカ理研 <5724> 3,245円 +185 円 (+6.1%) 11:30現在
アサカ理研<5724>が続急騰。きょうで4日続伸となり、この間に23%も水準を切り上げている。金市況の高騰で「都市鉱山」関連銘柄の一角として同社株に投資資金の流入が観測されている。廃棄される電子機器のデバイスに含有される貴金属を独自技術によって回収する事業を手掛けるが、同社にとって金価格の上昇はビジネスチャンス拡大につながる。また、レアメタル・レアアースのリサイクルに関する研究開発も積極推進しており、高市早苗政権が国策として進める国産レアアースの確保では関連有力株に挙げられる。株価面では急騰習性があり、2014年11月に8営業日連続のストップ高を交え、わずか13営業日で株価を約18倍化させた記録は特筆に値する。
●ストップ高銘柄
カイゼン <4170> 222円 +50 円 (+29.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース