前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディアの決算評価でリバウンド機運高まる~
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■エヌビディアの決算評価でリバウンド機運高まる
■グロービング、26/5営業利益 53.6%増 40.03億円、27/5予想 20.6%増 48.3億円
■大日本印刷<7912>つくば市に共創拠点、AI・ロボ検証、導入支援
■エヌビディアの決算評価でリバウンド機運高まる
27日の日本株市場は、米国市場の流れからやや売りが先行することになりそうだが、エヌビディアの決算を評価した流れが強まる可能性はありそうだ。26日の米国市場はNYダウが113ドル安、ナスダックは21ポイント安だった。7月の米個人消費支出(PCE)が予想を上回ったことでインフレへの警戒が高まり、米長期金利が上昇したことが重荷になった。ただ、エヌビディアの決算を引け後に控え、積極的な売買は手控えられていた。シカゴ日経225先物は大阪比440円安の65970円。円相場は1ドル=159円20銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションでショート優勢の流れとなり、一時65750円まで売られる場面もみられた。ただし、25日線(65680円)と75日線(66540円)とのレンジ内での推移であり、方向感に欠けていた。なお、エヌビディアが取引終了後に発表した2026年5~7月期(第2四半期)決算は、売上高・純利益ともに市場予想を上回り、四半期ベースで過去最高を更新した。時間外取引で売られる場面もみられたが、その後は切り返してきていることで、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株のリバウンド狙いに向かわせそうだ。
日経225先物は75日線を捉えてくるようだと、売り方の買い戻しを強めてくる可能性はありそうだ。そのため、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>やソフトバンクG<9984>、キオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>などがリバウンドをみせてくるかが注目される。値がさハイテクがリバウンドをみせるようだと先物市場で先回り的な買いに向かわせ、これがインデックス買いの形で波及することが期待される。
日経平均株価も25日線と75日線との攻防をみせている。66370円辺りに位置している75日線を明確に上抜けてくるようだと、キオクシアHDなど半導体やAI関連株主導で上へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。一方で、エヌビディアの決算を受けた米国市場の反応も見極めたいところであり、上値追いは慎重にさせそうだ。
■グロービング、26/5営業利益 53.6%増 40.03億円、27/5予想 20.6%増 48.3億円
グロービング<277A>が発表した2026年5月期の連結業績は、売上収益が前期比39.4%増の115億1200万円、営業利益は同53.6%増の40億300万円だった。事業領域では、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援に対する需要が堅調に推移。国内企業においては、運用最適化や生成AIを活用したAIの業務実装支援などのコンサルティング需要が拡大している。2027年5月期の連結業績は、売上収益が前期比39.8%増の161億円、営業利益は同20.6%増の48億3000万円を計画。
■前場の注目材料
強気材料
・日経平均株価は上昇(66262.16、+405.73)
・SOX指数は上昇(11611.24、+23.20)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・DMG森精機<6141>5軸横型MCで旋削、工程を集約
・大日本印刷<7912>つくば市に共創拠点、AI・ロボ検証、導入支援
・日本精工<6471>アトムと、ヒト型ロボ35年年20万台、製造・物流に照準
・ARCHION<543A>日野自動車・三菱ふそうトラック・バス基盤統合、商品力・収益力向上
・住友商事<8053>豪車両リース5.8億ドル買収提案
・東レ<3402>東レエンジ、Maqsysと、“細胞の入口”機能評価、創薬向けシステム
・リガクHD<268A>東北大学と、X線計測研究所を新設、半導体向け手法開発
・CRI・ミドルウェア<3698>SDV検証環境を投入、開発短縮・体験高度化
・日産自<7201>30年度販売目標、中南米で年50万台、車種刷新・拠点再編
・富士通<6702>サイバー防衛新戦略、100人規模センター設立
・三菱自<7211>米ピックアップ再参入、オフロード車に注力
・ホンダ<7267>米にHV新工場検討、SUVなど車種拡充、30年めど
・極東開発工業<7226>特装車の開発スピード3倍、研究拠点稼働
・TISI<3626>大阪大学量子情報・量子生命研究センターと、電力最適に量子技術
・ルネサス<6723>第3世代MRDIMM向けチップセット発表
・旭化成<3407>リチウム電池用セパレータ、米の塗工ライン竣工
・中部電力<9502>米ファンドに7500万ドル出資、北米エネ市場知見獲得
・JFEHD<5411>JFEエンジ、岡山・笠岡で洋上風力用モノパイル、国産供給網構築へ一歩
・大和ハウス工業<1925>米テキサスに物流施設、マルチテナント型
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 対外・対内証券投資(先週)
・10:10 国債買い入れオペ(残存3-5年、残存10-25年、物価連動債)(日本銀行)
・10:30 氷見野良三日銀副総裁が埼玉県金融経済懇談会で講演、同記者会見
<海外>
・特になし
《YY》