株価指数先物【寄り前】 25日線と75日線とのレンジ継続で押し目狙いのロング対応
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 65820 -630 (-0.94%)
TOPIX先物 4127.0 -39.0 (-0.93%)
シカゴ日経平均先物 65890 -560
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
8月31日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米軍がホルムズ海峡にあるイランのララク島を攻撃。これに対しイランの革命防衛隊がヨルダンなどの米軍基地を狙った報復攻撃を加えた。中東情勢を巡る緊張が高まるなかで、リスク回避の売りが優勢になった。WTI原油先物は1バレル=85ドル台に上昇し、米長期金利が一時4.76%と昨年1月以来の高い水準をつけた。
NYダウ構成銘柄ではシェブロン<CVX>、ウォルマート<WMT>、エヌビディア<NVDA>、セールスフォース<CRM>、プロクター&ギャンブル<PG>が買われた。半面、アルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、スリーエム<MMM>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないがマイクロン・テクノロジー<MU>やクアルコム<QCOM>など半導体関連の一角が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は小幅ながら反発している。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比560円安の6万5890円だった。31日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比80円安の6万6370円で始まった。6万6540円まで買われた後は6万6200円~6万6540円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、6万5720円まで売られた。ただ、売り一巡後は6万5720円~6万5950円辺りで下げ渋り、日中比630円安の6万5820円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。ただし、ナイトセッションで75日移動平均線(6万6680円)に上値を抑えられたものの、25日線(6万5790円)が支持線として意識されやすいだろう。前日の日中取引でも6万4600円まで下押したが、結局は下ヒゲを残す形で切り返しており、75日線に接近して終えていた。売り先行で25日線を下抜ける局面では、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。
また、米国では中東情勢を巡る緊張が高まるなかでリスク回避に向かわせたが、エヌビディアなど半導体株の一角が買われている。東京市場でもこの流れが波及する展開が期待され、指数インパクトの大きい東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などの半導体やAI(人工知能)関連株がリバウンドをみせてくるようだと、先回り的にロングが強まる場面もありそうだ。
日経225先物は週足ではボリンジャーバンドの-1σ(6万4630円)と中心値の13週線(6万7010円)とのゾーンで推移している。75日線を捉えてきたとしても、6万7000円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。スキャルピング中心のトレードが続きそうであり、オプション権利行使価格の6万5000円から6万7000円のレンジを想定。
31日の米VIX指数は14.92(28日は14.43)に上昇した。一時15.48まで上げる場面もみられ、25日線(15.67)に接近してきた。その後は上げ幅を縮めているが、中東情勢の緊張が再び高まっているため、25日線突破からリスク回避姿勢が強まる展開は意識しておきたい。
31日のNT倍率は先物中心限月で15.95倍(28日は16.00倍)に低下した。朝方は指数インパクトの大きい半導体の下落の影響によって15.76倍まで下げる場面もみられ、-1σ(15.87倍)を割り込んだ。-2σと200日線が位置する15.62倍辺りが意識されていたなかで、後場は日経平均型のカバーが入り、NTショートを巻き戻す動きになった。短期的ではあるが、本日は値がさ半導体株のリバウンドが意識されるなか、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。
株探ニュース