話題株ピックアップ【昼刊】:オンコリス、コクサイエレ、キオクシア
■オンコリス <4588> 5,140円 +545 円 (+11.9%) 11:30現在
オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸し上場来高値を更新した。遺伝子を改変した特殊なウイルスにより、がん細胞を破壊する食道がん向け治療薬「テロメライシン注」の販売が8月21日より始まった。食道がんのウイルス治療薬の発売は世界初となる。今後の販売拡大に期待が膨らむなか、同社は前週末9月4日の取引終了後、投資家からの主な質問への回答について、開示を行った。このなかでTOPIXへの新規採用要件に関し、取引金融機関より、「年間売買代金回転率0.2以上」及び「浮動株時価総額の累積比率上位96%以内」の両方を充足したとの情報を得ているとコメントしており、投資マネーを誘引する要因となったようだ。なお同社は、「あくまでも取引金融機関からの速報情報」だとしたうえで、今年10月に予定される東証からのTOPIX採用の発表を得た際には、改めて公表する方針だとしている。
■コクサイエレ <6525> 8,967円 +672 円 (+8.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
4日に発表した「日経平均株価の構成銘柄に新規採用」が買い材料。
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日からJX金属 <5016> 、KOKUSAI ELECTRIC、カプコン <9697> を新規採用する。一方、コニカミノルタ <4902> 、ARCHION <543A> 、カナデビア <7004> を除外する。
■キオクシア <285A> 58,600円 +4,140 円 (+7.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
キオクシアホールディングス<285A>が寄り付き大口の買い注文にカイ気配でスタートしたのをはじめ、アドバンテスト<6857>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、日本マイクロニクス<6871>など半導体メモリー関連株が一斉高の様相をみせている。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数は下落したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.4%高と大幅高に買われた。特にマイクロン・テクノロジー<MU>やサンディスク<SNDK>などメモリー関連株の上げ足の強さが際立っており、東京市場でも同関連株への追い風が強まった。米国時間3日に国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が開示した26年4~6月期の半導体製造装置の世界総販売額は前年同期比23%増の405億3000万ドル(約6兆3000億円)だった。2四半期連続で過去最高を更新し、直近の1~3月期比でも11%増と2ケタ伸長を示していることが分かった。先端半導体の生産設備増強に向けた投資が加速していることを物語っており、半導体製造装置やメモリーメーカーの株価を強く刺激する格好となっている。
■リガクHD <268A> 1,733円 +108 円 (+6.7%) 11:30現在
リガク・ホールディングス<268A>、ジャパンマテリアル<6055>がいずれも3連騰で安値圏離脱の動きを強めている。前週末の米国株市場では半導体メモリー関連株などに買い戻しの動きが顕在化し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)を押し上げている。東京市場でもNAND型フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングス<285A>が大商いで値を飛ばし、全体相場を牽引している。そうしたなか、キオクシアの設備投資増強で商機を高める銘柄群にも物色の矛先が向いた。リガクHDはNANDフラッシュの製造工程で重要な役割を担うX線計測装置などを手掛けている。また、Jマテリアルは半導体工場向け特殊ガスの供給設備やメンテナンスでキオクシアに貢献が見込まれており、株価が出遅れていただけに、戻り余地に期待した連想買いに拍車がかかった。
■名村造船所 <7014> 5,060円 +260 円 (+5.4%) 11:30現在
名村造船所<7014>は大幅に3日続伸している。国土交通省は4日、造船業再生基金の造成後初となる供給確保計画の認定を3件行ったと発表した。うち、1件は名村造と同社グループの函館どつくが申請した計画であり、材料視した買いが集まっている。計画では船体の供給能力の向上に資する先進的な施設などの導入に取り組むとしており、最大助成額は約499億円に上る。
■テスホールディングス <5074> 615円 +27 円 (+4.6%) 11:30現在
テスホールディングス<5074>は5日ぶり反発。きょう午前10時ごろ、NTTドコモビジネスと連携し、太陽光発電設備の遠隔監視を支える通信基盤のセキュリティー強化に取り組むと発表した。NTTドコモビジネスが提供するIoTサービス「docomo business SIGN」を活用することで遠隔監視に用いるIoT機器や通信に対する脅威を検知し、必要に応じて遠隔から通信遮断などの対処が可能になるという。これが材料視されているようだ。
■エス・エム・エス <2175> 2,599円 +81 円 (+3.2%) 11:30現在
エス・エム・エス<2175>が続伸、上向きの5日移動平均線を足場に一段と上値を目指す展開で、7月15日につけた年初来高値2623円を視界に置く状況となっている。同社は介護や医療業界向け人材紹介サービスなどを手掛けるほか、介護・障害福祉事業者向け経営支援などにも展開する。アクティビストとして名を馳せる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが同社株への買い増し姿勢を強めていることが、前週末4日にオアシスが関東財務局に提出した変更報告書で明らかとなった。オアシス側は「発行者の中長期的な企業価値に関連する事業ポートフォリオ戦略、AI及びデータの活用、価格戦略、取締役会の構成などについて、発行者との対話を開始している」ことを明らかにしており、エスエムエスの中期的な企業価値向上に対する期待を背景に、上値を見込んだ投資資金を誘導している。
■四国電力 <9507> 2,144円 +65.5 円 (+3.2%) 11:30現在
四国電力<9507>が反発している。前週末4日の取引終了後に、子会社である四国電力送配電の託送料金における収入の見通しの変更承認申請が承認されたと発表しており、好材料視されている。四国電力送配電では今後、承認された収入の見通しを託送料金へ反映させるため、経済産業大臣に対して26年11月から適用する託送料金単価を定めた託送供給等約款の変更届出を行うとしている。
■JX金属 <5016> 3,653円 +34 円 (+0.9%) 11:30現在
JX金属<5016>が大幅続伸。日本経済新聞社は前週末4日の取引終了後、日経平均株価の構成銘柄について、定期入れ替えを実施すると発表した。新たに3銘柄を新規採用し、3銘柄を除外する。新規採用銘柄にはJX金属が加わることになり、株価連動型ファンドによる資金流入を期待した買い注文が集まっている。新規採用銘柄となったKOKUSAI ELECTRIC<6525>とカプコン<9697>も高い。銘柄入れ替えは10月1日に実施する。
■石油資源開発 <1662> 1,885円 +10 円 (+0.5%) 11:30現在
石油資源開発<1662>やENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株は堅調。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が日本時間7日に一時1バレル=92.50ドル台に上昇した。4日の清算値(終値に相当)は前日比0.18ドル高の91.48ドルだった。トランプ米大統領が4日、イランの主要なウラン濃縮施設であるナタンズ施設の付近にある「ピックアックス山」を近く攻撃する可能性があると発言したと報じられた。週明けの時間外取引のWTI価格が値を上げるなか、石油資源などは堅調な値動きとなっている。
■薬王堂ホールディングス <7679> 1,648円 +6 円 (+0.4%) 11:30現在
薬王堂ホールディングス<7679>は3日続伸。前週末4日取引終了後、8月度の月次速報を発表。既存店売上高は前年同月比1.9%増と、3カ月ぶりにプラスに転じた。全店ベースでは同7.5%増だった。これが手掛かりとなっているようだ。
■小森コーポレーション <6349> 2,009円 +5 円 (+0.3%) 11:30現在
小森コーポレーション<6349>はしっかり。前週末4日取引終了後、120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.3%)を上限に7日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は4日終値の2004円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、小森は予定通り120万株を取得した。
■ブックオフG <9278> 2,819円 -147 円 (-5.0%) 11:30現在 東証プライム 下落率7位
ブックオフグループホールディングス<9278>は反落している。前週末4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上状況で、国内ブックオフ事業の直営既存店売上高は前年同月比7.8%増と67カ月連続で前年実績を上回ったものの、増収基調に驚きはないとして反応は限定的のようだ。トレーディングカード・ホビー、書籍、ソフトメディア、アパレルなどの売上高が前年を上回った。なお、国内ブックオフ事業の全店売上高は同8.6%増だった。
■コニカミノルタ <4902> 627.5円 -31 円 (-4.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率9位
コニカミノルタ<4902>が4日続落している。日本経済新聞社は前週末4日の取引終了後、日経平均株価の構成銘柄について、定期入れ替えを実施すると発表。新たに3銘柄を新規採用する一方、3銘柄を除外する。除外銘柄となったコニカミノルに対しては、株価指数連動型ファンドの株式放出による需給悪化懸念が広がる形となったようだ。もっとも、除外銘柄は高安まちまち。ARCHION<543A>は軟調な一方、カナデビア<7004>は上昇している。
■くら寿司 <2695> 1,685円 -55 円 (-3.2%) 11:30現在
くら寿司<2695>は反落している。5日、人気漫画「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを6日から中止すると発表しており、嫌気した売りが出ている。従業員の不正行為が判明したため、オリジナルグッズや限定メニューの提供などを終了する。複数のメディアによると、メルカリ<4385>のフリマアプリ「メルカリ」にキャンペーン景品が大量出品されたことを受けて8月下旬から調査した結果、従業員の横領が判明したという。キャンペーンは8月21日から始まり、9月末まで実施される予定だった。
■トミタ電機 <6898> 4,855円 +700 円 (+16.9%) ストップ高 11:30現在
トミタ電機<6898>はストップ高。約4カ月半ぶりに年初来高値を更新した。前週末4日取引終了後、上期(2~7月)連結業績予想について売上高を8億7000万円から9億7200万円(前年同期比33.2%増)へ、営業利益を2200万円から4800万円(前年同期4700万円の赤字)へ上方修正すると発表した。顧客の在庫調整の改善や設備投資需要の回復により、半導体製造装置向けやFA向けで産業機器需要が増加した。原価率の改善や経費削減に努めたことも奏功した。これが好感されている。
●ストップ高銘柄
誠建設工業 <8995> 2,048円 +400 円 (+24.3%) ストップ高 11:30現在
コパ・コーポレーション <7689> 461円 +80 円 (+21.0%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース