話題株ピックアップ【夕刊】(2):日ガス、INPEX、SBG
■令和AH <296A> 1,183円 +22 円 (+1.9%) 本日終値
令和アカウンティング・ホールディングス<296A>は後場プラス圏に浮上した。きょう午後2時30分ごろ、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正した。売上高を29億2000万円から29億6000万円(前年同期比11.5%増)、営業利益を8億7800万円から10億5400万円(同28.5%増)に引き上げた。同時に中間配当予想を3円50銭増額の16円50銭に上方修正しており、これらを好感した買いが集まった。なお、年間配当予想は36円50銭(前期は32円50銭)となる。案件の消化スピードが大きく向上していることを主因として挙げた。
■日本瓦斯 <8174> 3,085円 +57 円 (+1.9%) 本日終値
日本瓦斯<8174>が4日ぶりに反発。岡三証券は11日、同社株の目標株価を3550円から3700円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「強気」を継続した。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は会社計画を超過するなど順調なスタートとなったと指摘。月次顧客数もLPガス、都市ガス、電気事業いずれにおいても純増が継続している。同証券では27年3月期の同利益予想を従来予想の209億1700万円から前期並みの212億5500億円(会社計画200億円)に見直している。
■INPEX <1605> 3,980円 +50 円 (+1.3%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は続伸。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限は日本時間14日の取引で1バレル=103ドル台で推移している。11日の清算値(終値に相当)は前日比2.43ドル安の1バレル=100.5ドルだった。サウジアラビアのエネルギー省が11日、複数の攻撃を受け東西パイプラインの操業を停止したと明らかにし原油供給に対する警戒感が台頭。原油価格の上昇を意識したINPEXなどへの買いが継続している。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,839円 -701 円 (-10.7%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
ソフトバンクグループ<9984>が急落。同社が出資する米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が米フォーチュン誌に掲載されたインタビューで、新規株式公開(IPO)に関し、2026年中の上場はないと述べたと12日に伝わった。AIの安全性に懸念が生じている状況を踏まえ、年内の上場は賢明ではないと判断したという。ソフトバンクG株は9月に入り、急ピッチに水準を切り上げており、過熱感が意識されていた。今回のアルトマンCEOのインタビューを受け、投資回収を巡る不透明感が台頭したほか、AI開発競争の減速懸念も加わる形となり、売りが優勢となっている。
■JEH <5889> 2,280円 -218 円 (-8.7%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
Japan Eyewear Holdings<5889>は大幅安。前週末11日取引終了後、上期(2~7月)連結決算を発表。売上高は102億5800万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は35億300万円(同21.4%増)だった。インバウンド向けをはじめとする販売が引き続き堅調に推移した。新規出店も奏功した。決算内容は良好だったものの、目先は材料出尽くしとの見方から売りが先行したようだ。
■キオクシア <285A> 50,590円 -3,440 円 (-6.4%) 本日終値 東証プライム 下落率5位
キオクシアホールディングス<285A>が大幅続落。一時5万円の大台を割り込み、75日移動平均線を下回った。米アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)が12日、ブログのなかで最先端のAI開発を減速すべきだと訴えた。米オープンAIのサム・アルトマンCEOや、実業家のイーロン・マスク氏も賛同を示している。AI開発競争が減速に向かうとの見方が広がるなか、株式市場ではAI・半導体関連株への売りが強まっている。韓国総合株価指数(KOSPI)も大きく下げており、キオクシア株に対して下押し圧力を高める方向に作用した。
■エターナルG <3193> 1,299円 -60 円 (-4.4%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
エターナルホスピタリティグループ<3193>は大幅に4日続落し、年初来安値を更新した。前週末11日の取引終了後、27年7月期を最終年度とする中期経営計画(25年7月期~)の数値目標を修正したと発表した。今期の売上高目標を当初目標の600億円から572億3100万円(前期比11.7%増)、営業利益目標を60億円から30億7800万円(同10.0%増)に引き下げており、嫌気した売りが優勢になった。中計期間におけるインフレが想定以上だったため、新規出店や利益率向上が計画に届かなかった。また、26年7月期は売上高が前回予想の528億100万円から512億5400万円(前の期比10.6%増)、営業利益が34億3000万円から27億9700万円(同10.4%減)、最終利益が21億1300万円から13億1800万円(同23.4%減)で着地した。各利益は増益予想から一転して減益で着地しており、こちらも売り材料視されている。国内外の新規出店が計画に届かなかったほか、第4四半期(5~7月)に一時費用がかさむ新規出店が偏ったこと、人件費などの販管費が過大になったことが影響した。加えて、海外事業における直営店の先行赤字が計画比で拡大したことも利益を押し下げた。最終利益では国内一部店舗や閉店の意思決定を行った中国(上海)の鳥貴族直営店4店舗に関する減損損失の計上も響いた。
■東建コーポレーション <1766> 13,070円 -420 円 (-3.1%) 本日終値
東建コーポレーション<1766>は大幅に3日続落。前週末11日の取引終了後、27年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算を発表した。売上高が948億900万円(前年同期比1.4%増)、営業利益が45億7400万円(同18.5%減)だったとしており、嫌気した売りが出た。建設事業が大幅減益で着地。期初の受注残高が豊富にあり、予定工期を概ね順調に消化することができたものの、完工物件が少なかったことから完成工事高が減少。利益面では建設資材や住宅設備機器価格などの上昇を受け、完成工事総利益率が低下したことが響いた。
■リンカーズ <5131> 163円 +50 円 (+44.3%) ストップ高 本日終値
リンカーズ<5131>がストップ高。前週末11日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>との資本・業務提携の締結を発表。これを材料視した買いが入った。リンカーズはSBIホールディングスを割当予定先として新たに213万6700株を1株117円で発行。手取り概算で約2億4000万円を調達し、新規プロダクトの「Linkers TX」の開発強化やサービス機能の拡充などに充てる。払込期日は28日。SBIホールディングスの持ち株比率は13.31%になる見通し。
■日本ギア工業 <6356> 1,513円 +300 円 (+24.7%) ストップ高 本日終値
日本ギア工業<6356>や岡野バルブ製造<6492>など原発関連株の一角が急騰。共同通信が12日、「昨年7月の日米関税合意に基づく5500億ドル(約84兆円)の対米投融資の第3弾事業として、次世代原発の小型モジュール炉(SMR)の建設が有力となっていることが12日分かった」と報じており、株価の刺激材料となったようだ。SMRは第2弾事業にも一部盛り込まれたが、第3弾以降でこれを一段と拡大させたい考えだと伝えている。助川電気工業<7711>、TVE<6466>も高い。
株探ニュース