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オープンAI、中国ムーンショットの「大量データ抽出」を非難

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2026年10月1日 3時35分

オープンAIは30日、中国の競合企業ムーンショットAI(月之暗面)が同社のGPTシステムから大規模なデータ抽出を行っていたと非難する声明を発表した。最先端モデルの推論能力や機能を不正に再現する狙いがあったと見られ、米側で中国勢による技術流出への警戒感が一段と強まっている。

同社が公開したブログによると、ムーンショット関連ユーザーがGPTの推論過程に関する非公開情報を引き出そうとする試みが数千件確認された。この組織的な動きは7月上旬から開始され、同月後半には1日当たり最大1万6000件規模のピークに達したという。

背景には、最先端モデルの出力データを利用して別モデルを訓練する「蒸留」と呼ばれる手法の存在がある。業界内で一般的な技術である一方、産業規模で悪用された場合は利用規約違反にあたる。

米シリコンバレー企業やトランプ政権は、中国勢がこの手法で開発コストを極力抑えつつ、米国製に匹敵するチャットボットを効率的に開発していると対立姿勢を深めていた。

特にムーンショットは、画期的なモデル「Kimi K3」を投入し、米国との技術格差を急激に縮めており、ワシントンでも警戒感が広がっている。こうした事態を受け、オープンAIやアンソロピック、グーグルなどは敵対的な蒸留行為に対する対抗策の共同検討に着手した。

オープンAIは「問題視しているのはオープンモデルではなく明確な利用規約違反だ」と強調。調査結果を他社や政府機関と共有し、防御を強化する方針を示した。一方、ムーンショット側は要請に対してコメントを出しておらず、中国政府は米側の非難を否定し、制裁が科されれば対抗措置をとると反発している。

株探ニュース

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