話題株ピックアップ【夕刊】(2):有沢製、JX金属、太陽誘電
■有沢製作所 <5208> 2,770円 +85 円 (+3.2%) 本日終値
有沢製作所<5208>は3日ぶりに反発。29日の取引終了後、半導体材料需要の増加を見据えた新工場建設について、経済産業省からの補助金交付が決まったと発表しており、好感した買いが集まった。採択されたのは「中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」であり、補助上限額は21億2700万円。同社は補助対象外の追加投資分などを含め約140億円を投じる見通し。新工場は29年3月期に稼働する予定となっている。
■JX金属 <5016> 3,575円 +89 円 (+2.6%) 本日終値
JX金属<5016>が5日ぶりに反発。29日の取引終了後に、世界最大級の酸化チタン顔料メーカーであるトロノクス・ホールディングス<TROX>とトロノクス社が検討を進めているレアアース製錬事業構想への参画に向けて、事業化可能性を検証する共同スタディを開始することで合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の共同スタディでは、トロノクス社及び第三者由来のレアアース鉱物を原料として、豪州及び米国などを候補地とするレアアースの精鉱・元素の分離、浸出、精製についての事業性評価を27年にかけて実施する。共同スタディ費用は総額3200万ドル(約50億円)を見込んでおり、両社がそれぞれ50%を負担する予定という。
■太陽誘電 <6976> 9,324円 +207 円 (+2.3%) 本日終値
太陽誘電<6976>は続伸。29日の取引終了後、TDK<6762>と電子部品の共同開発などに関する業務提携について基本合意書を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。最先端の積層セラミックコンデンサー(MLCC)やインダクターをはじめとする電子部品の共同開発を主軸に、協業内容や役割分担について具体的に協議するほか、将来的な資本提携の可能性も検討。TDKも3日ぶりに反発している。
■ニフコ <7988> 2,399円 +32 円 (+1.4%) 本日終値
ニフコ<7988>が3日ぶりに反発。29日の取引終了後に、自社株1960万9228株(消却前発行済み株数の9.78%)を10月7日付で消却すると発表したことが好材料視された。消却後の発行済み株数は1億8085万6000株となる。なお、株数はいずれも9月30日を基準日とする1株から2株への株式分割を考慮した株数となっている。
■タクマ <6013> 2,977円 +34 円 (+1.2%) 本日終値
タクマ<6013>が3日ぶりに反発。この日、埼玉県蓮田市及び白岡市で構成される蓮田白岡衛生組合から、蓮田白岡環境センター焼却施設(埼玉県白岡市)の基幹的設備改良工事を受注したと発表しており、好材料視された。同工事ではごみ処理を継続しつつ、施設内の3つの焼却炉のうち2炉を対象に、定期的な維持管理や修繕では困難な燃焼設備や排ガス処理設備など主要設備の更新や補修を行い、20年間の延命化を目指す。また、電動機の高効率化やLED照明への更新などにより使用電力を削減し、CO2排出量の3%以上の削減を目指すほか、ごみ投入扉や焼却灰排出能力の増強により災害対応に向けた強靱化を図るとしている。なお、受注金額は非開示。工期は29年12月までとしている。
■インフォマート <2492> 720円 +7 円 (+1.0%) 本日終値
インフォマート<2492>が続伸。29日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が20.13%から21.36%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「発行者の経営陣との間で経営方針について意見交換を行い、説明を求めることを通じて建設的な対話を継続し、経営陣の方針及び企業戦略について理解を深めるための基礎を築くことにより、発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレートガバナンスを改善すること」としており、報告義務発生日は9月17日となっている。
■日立製作所 <6501> 5,489円 +24 円 (+0.4%) 本日終値
日立製作所<6501>が高い。この日、ファナック<6954>とフィジカルAI実装の共同事業化に向けた戦略的パートナーシップを締結したと発表しており、好材料視された。今回締結したパートナーシップでは、日立の「HMAX Industry」に代表されるAI技術と、ファナックのAI技術を有する産業用ロボットを組み合わせたフィジカルAIの共同実証と共同展開を推進する。実証段階では、日立グループの工場を「カスタマーゼロ」として活用し、AIが生産活動における現場固有のルールを継続的に学習。これにより、模倣学習や仮想空間(デジタルツイン)でのシミュレーションのみでは成し遂げられない、現場で発生する課題に柔軟かつ正確に対応できるフィジカルAIを実用化し、27年度から両社のグローバルな顧客基盤を活用して共同展開を図るとしている。
■SBIIG <7326> 2,151円 -248 円 (-10.3%) 本日終値
SBIインシュアランスグループ<7326>は大幅安。この日朝方、SBIグローバルアセットマネジメント<4765>と経営統合に関する基本合意書を締結したと発表した。資産運用と保険の両事業を一体経営することで持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指す。両社の臨時株主総会による承認と関係当局の認可などを経て来年4月に統合する。SBIIGは、SBIGAMを存続会社として吸収合併される。SBIIG株1株に対し、SBIGAM株3.53株が割り当て交付される予定であり、この比率を意識した値動きとなったようだ。
■DCMホールディングス <3050> 1,537円 -47 円 (-3.0%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
DCMホールディングス<3050>は大幅に3日続落。29日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高が3043億4800万円(前年同期比8.6%増)、営業利益が211億4900万円(同1.5%増)だった。ただ、決算説明資料によると、直近の第2四半期(6~8月)は売上高が1498億2500万円(前年同期比7.1%増)、営業利益が97億7500万円(同12.4%減)だったとしており、足もとの減益を嫌気した売りが優勢になった。6~8月期は天候不順や気温の影響により減益になったという。同期間における既存店売上高は前年同期比4.3%減。特に6月は昨年に比べて梅雨明けが遅れ、夏物用品が低調に推移した。
■京阪神ビルディング <8818> 1,033円 -27 円 (-2.6%) 本日終値
京阪神ビルディング<8818>は安い。29日の取引終了後、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が9.17%から8.02%に低下したことが明らかになり、これに反応した売りが出た。関東財務局へ提出された変更報告書によると、報告義務発生日は9月17日。保有目的は株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資としている。
株探ニュース