注目銘柄ダイジェスト(前場):ips、ネクステージ、ソディックなど
<9558> ジャパニアス 1972 -1
続落。5日の取引終了後に、26年11月期第3四半期業績を発表した。売上高は99.77億円(前年同期比12.2%増)と増収だった一方、経常利益は6.01億円(同15.9%減)、四半期純利益は3.95億円(同15.9%減)と減益となった。IT業界において、企業のDX推進やクラウドサービスの利用拡大、生成AIをはじめとするAI関連投資の拡大を背景に、IT投資需要は堅調だったものの、事業規模の拡大に伴う人件費の増加などが利益を圧迫した。なお、通期業績予想は据え置いている。
<7112> キューブ 558 -4
続落。5日の取引終了後に、26年11月期9月度の月次売上速報を発表した。全社売上高(実店舗・EC合算)は前年同月比9.4%減となり、8月に続いて前年割れとなった。秋雨前線や台風の影響で全国的に長雨や日照不足が続き、ゴルフに対する消費マインドが一時的に低下したことが要因としている。既存店売上高も同11.5%減と低調だった。10月は天候回復を見込み、本格的なゴルフシーズンに合わせ秋冬新商品を積極展開する。
<4889> レナサイエンス 1104 +5
反発。根治切除不能悪性黒色腫(メラノーマ)に対するニボルマブとPAI-1阻害薬「RS5614」の第III相医師主導治験で、目標の124症例の登録を完了した。国内18医療機関で実施し、抗PD-1抗体ニボルマブが無効な患者を対象に、併用療法の有効性と安全性を検証する。第II相試験では奏効率24.1%、疾患制御率62.0%を確認し、24年8月には希少疾病用医薬品に指定。今後は最大3年間の観察期間を経て主要評価項目を評価、データ解析の結果を治験総括報告書に取りまとめる予定としている。
<4390> ips 3600 -365
大幅反落。126万3500株の公募増資、並びに、18万9500株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。発行済み株式数は最大で11%増加することになり、株式価値の希薄化をネガティブ視する動きが優勢となっている。公募価格は10月14日から15日までの間に決定。手取金概算額約55億円は、国際海底ケーブル和歌山支線及び和歌山国際海底ケーブル陸揚局の整備に係る設備投資に充当する計画。
<3186> ネクステージ 2696 -143
大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は216億円で前年同期比66.7%増となっている。通期予想の276億円、前期比40.8%増は据え置き。ただ、四半期ごとの増益率は、第1四半期が同2.8倍、3-5月期が同63.3%増、6-8月期は同27.6%増と鈍化する方向になっている。6-8月期75億円は市場予想も5億円ほど下振れているもよう。サプライズが限定的なことで、見切り売りの動きが先行している。
<6143> ソディック 1732 -109
大幅反落。570万9200株の株式売出、並びに、85万5900株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。売出人は、アドバンテッジパートナーズのほか、金融機関などの大株主となる。売出価格は14日から19日までの間に決定。発行済み株式数の4.8%に当たる240万株、30億円を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、短期的な需給悪化への警戒感が優勢に。
<3097> 物語コーポ 5290 -260
大幅反落。運営している「焼肉きんぐ」の公式アプリが不正アクセスを受け、アプリ登録者の9割超となる約1078万件の個人情報が漏洩したことを確認と発表している。同システムにクレジットカードなどの決済情報は登録されていないもようで、利用者の会員番号や氏名、電話番号、メールアドレスなどが対象となるようだ。短期的な業績影響に加えて、関連費用の負担増などが警戒される状況とみられる。
<7630> 壱番屋 1052 -49
大幅反落。ハウス食品グループでは前日に、ハウス食品とハウスウェルネスフーズの吸収合併を発表している。意思決定を迅速にして経営の効率化につなげる狙い。一方、8月の報道では、同社の売却を検討とも伝わっていたが、今回の組織再編では触れられていない。同社株は再編プレミアムに期待して8月末に急騰しているが、その顕在化には時間がかかるとの見方も強まり、見切り売りが先行する形となっているようだ。
《AT》