話題株ピックアップ【夕刊】(2):乃村工芸社、三菱自、寿スピリッツ
■乃村工藝社 <9716> 1,215円 +39 円 (+3.3%) 本日終値
乃村工藝社<9716>は6日ぶりに大幅反発。8日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。売上高が733億2200万円(前年同期比9.0%減)、営業利益が52億6100万円(同23.7%減)だった。直近の第2四半期(6~8月)は売上高が375億8800万円(同5.4%減)、営業利益が27億6900万円(同17.1%増)との計算になる。また、8月中間期の受注高が919億7100万円(同21.1%増)、受注残高が888億4400万円(同38.3%増)となっており、足もとの大幅増益や好調な受注状況を評価した買いが集まった。同社は集客環境作りの調査・コンサルティングから、デザイン・設計、制作・施工、運営・活性化まで手掛けるディスプレイ事業を手掛けている。8月中間期は前年同期の大阪・関西万博案件や大型都市再開発などの反動により、大幅減益での着地となった。
■三菱自動車工業 <7211> 354円 +10.5 円 (+3.1%) 本日終値
三菱自動車工業<7211>が続伸。読売新聞オンラインが9日、「ホンダは、三菱自動車から主力車種のピックアップトラック『トライトン』のOEM(相手先ブランドでの生産)供給を受ける方針を固めた」と報じた。ホンダ<7267>と三菱自の協業交渉による提携第1弾で、2028年にも東南アジアで販売、他地域に広げることも検討すると伝えている。三菱自の工場の稼働率向上につながり、収益にプラス効果をもたらすとの見方から、買いが入ったようだ。
■寿スピリッツ <2222> 2,565.5円 +75.5 円 (+3.0%) 本日終値
寿スピリッツ<2222>が反発。同社は8日の取引終了後、27年3月期第2四半期(7~9月)の売上状況について開示。売上高は概算で前年同期比11.4%増の209億5800万円となる見込みだと発表した。増収率は第1四半期(4~6月)の10.0%を上回って成長を継続しており、評価されたようだ。国際線ターミナルにおけるインバウンド売上高は中国からの訪日観光客の大幅な減少による影響を受けながらも、同0.5%増の24億4700万円となる見込み。セグメント別ではシュクレイグループや寿製菓グループ、販売子会社が2ケタの増収で着地する見通しという。
■富士通 <6702> 4,250円 +125 円 (+3.0%) 本日終値
富士通<6702>が高い。同社はきょう、米ニューメキシコ州と量子コンピューティング研究センター設立に向けた協業を開始したことを明らかにしており、これが買い手掛かりのひとつとなったようだ。同センターは、同社が持つ高度なコンピューティング技術及び量子コンピューティング技術に関する専門知識と、同州の科学・研究エコシステムの連携を強化するもの。同社は協業の一環として、サンディア国立研究所、ロスアラモス国立研究所、ニューメキシコ大学、ニューメキシコ州立大学などと、同州の科学・学術機関の強みを生かした共同研究の機会を検討していくという。
■デジタルガレージ <4819> 2,442円 +65 円 (+2.7%) 本日終値
デジタルガレージ<4819>は続伸。同社はカード決済に対応していない請求書の支払いを銀行振込からクレジットカード払いに切り替えることができるサービス「DGFT請求書カード払い」を展開している。8日の取引終了後、建設業界向けAIソリューションなどを手掛けるWIREBASE(ワイヤーベース、東京都港区)と協業し、ワイヤーベースの顧客である建設業者に向けて同サービスの提供を始めると発表しており、好感した買いが集まった。
■タムロン <7740> 1,550円 +40 円 (+2.7%) 本日終値
タムロン<7740>は反発。8日の取引終了後、旧村上ファンドの流れを汲むシンガポールの投資顧問会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる株式保有割合が17.38%から18.54%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入った。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は10月5日。保有目的は純投資。うち3165万8900株については投資一任契約に基づく顧客資産運用のためとしている。
■日本精化 <4362> 2,805円 +31 円 (+1.1%) 本日終値
日本精化<4362>は5日続伸。きょう、化粧品向けに製造・販売している主要原料9品目で、ハラール認証を取得したと発表。イスラム圏を中心にハラール対応化粧品ニーズが高まっているなか、グローバル市場での採用拡大を見据えているとしており、材料視した買いが入った。現在はハラール認証製品としての製造可能数量に限りがあるため、販売先を限定しているものの、今後は順次販売の拡大を進める。
■コジマ <7513> 1,422円 +12 円 (+0.9%) 本日終値
コジマ<7513>が3営業日ぶりに反発。同社は8日取引終了後、27年8月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比4.4%増の90億円としていることや、期末一括配当計画を前期比1円増配の30円としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同0.8%増の3000億円を見込む。他社との差別化を図るとともに家電販売力の向上に努め、成長事業と位置付けているEC事業、法人事業、住設事業の収益拡大に注力するとしている。
■小野薬品工業 <4528> 2,259円 +12 円 (+0.5%) 本日終値
小野薬品工業<4528>はしっかり。8日取引終了後、米バイオヘイヴン<BHVN>との間で、免疫グロブリンG(IgG)分解薬アセットを日本と韓国、台湾、アセアン諸国で独占的に開発・商業化できるライセンス契約を締結したと発表した。IgG分解薬は、自己免疫疾患の原因となる自己抗体を除去する新たなクラスの治療薬という。
■ベルク <9974> 6,140円 -340 円 (-5.3%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
ベルク<9974>は安い。きょう午後2時ごろ、27年2月期連結業績予想について営業利益を154億円(前期比14.0%減)に下方修正すると発表した。従来予想のレンジ(180億~198億円)を下回る水準に見直した。中東情勢に起因する包装資材などの商品仕入れ価格の上昇や、電気代をはじめとするエネルギーコストの高騰が要因。これを嫌気した売りが優勢となった。なお、売上高も4430億円(同4.6%増)に修正した。従来予想のレンジ(4345億~4546億円)の範囲内に収まる見通しとなった。
株探ニュース