話題株ピックアップ【昼刊】:ベイカレント、SHIFT、宝HLD
■大末建設 <1814> 4,055円 +700 円 (+20.9%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
大末建設<1814>がストップ高。15日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を984億円から1001億円(前期比5.2%減)へ、営業利益を57億5000万円から70億5000万円(同7.2%増)へ、純利益を38億6000万円から48億1000万円(同26.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各93円の年186円から中間・期末各117円の年234円(前期183円)へ引き上げたことを好感した買いが流入している。工事進捗が想定を上回っていることに加えて、今後も順調な推移が見込まれることが要因。また、工事採算の良化に加えて、設計変更や物価上昇などへの対応が進展したことも利益押し上げに寄与する。同時に、16日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株買いを実施すると発表した。上限を17万6000株(自己株式を除く発行済み株数の1.71%)、または5億9048万円としており、今後の経営環境や市場環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施を可能にするために取得する。
■テラスカイ <3915> 2,549円 +402 円 (+18.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
テラスカイ<3915>は急反発している。15日の取引終了後、27年2月期第2四半期(3~8月)の連結決算を発表した。売上高が163億6500万円(前年同期比22.9%増)、営業利益が13億6100万円(同2.2倍)だったとしており、業況を評価した買いが集まっている。主力のソリューション事業が稼働率向上により大幅な増収増益となったうえ、製品事業が営業黒字に転換した。ソリューション事業はSalesforceを中心としたクラウドサービスの導入開発や上場子会社のBeeX<4270>のAWSライセンス販売などが好調だった。製品事業ではグループウェア「mitoco(ミトコ)」をはじめとする全製品のサブスクリプション売り上げが拡大するなか、ERP(統合基幹業務システム)製品販売に付随する導入売り上げが発生して大幅増収を達成。前年度の米国法人の解散や外注費の抑制などの効果も相まって黒字化した。
■ベイカレント <6532> 10,195円 +1,500 円 (+17.3%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
ベイカレント<6532>はストップ高となる前営業日比1500円高の1万195円に買われ、上場来高値を更新した。15日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高が929億1300万円(前年同期比35.7%増)、営業利益が298億9200万円(同28.5%増)、最終利益が222億900万円(同28.9%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まっている。AI関連需要があったほか、サイバーセキュリティー・防衛関連をはじめとする新たな需要を取り込んだ。同時に「31年2月期に向けた業績計画」(中期経営計画)及び「36年2月期に向けた成長ロードマップ」を開示。31年2月期に売上高5000億円、EPS(1株利益)約1000円(27年2月期は323円79銭の見通し)を目指す。36年2月期の目標としては売上高1兆円、EPS約2500円を掲げており、株価の刺激材料となっているようだ。31年2月期に向けては事業の拡大と更なる高収益化による業績拡大を図る。36年2月期に向けては海外現地支援ニーズを含む新たな需要の取り込みを進めていく。あわせて株主還元の基本方針の変更を発表。毎年確保すべきキャッシュ水準を最大で予想売上収益の約40%とするこれまでの方針から、予想売上収益の約25%に引き下げる。今後は水準を超えたキャッシュを将来的な成長投資と自社株買いへ機動的に配分する。なお、配当方針についてはIFRSベースでの配当性向40%を目安とする従来の方針を維持する。
■SHIFT <3697> 1,058円 +150 円 (+16.5%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
SHIFT<3697>はストップ高。15日取引終了後、26年8月期連結決算を発表。売上高は1616億円(前の期比24.5%増)、営業利益は174億4500万円(同11.6%増)と、ともに過去最高を更新した。また、上場来初となる配当として年4円53銭を実施した。営業活動の強化や新規連結効果が寄与した。持ち分法による投資損失の計上で最終利益段階においてはマイナスでの着地となった。続く27年8月期の売上高は1900億円(前期比17.6%増)を予想。調整後ベースで利益成長が続く見通しも示した。配当予想は年5円20銭とした。AI活用による生産性向上やサービスの高度化、事業領域の拡大に向けた戦略投資に更に取り組んでいく。あわせて、東京ガス<9531>との間で、総額150億円の共同出資におけるファンド設立に向けて基本合意したと発表した。M&Aを通じた非連続な成長機会の獲得を目指す。これら発表を好感した買いが集まっているようだ。
■宝ホールディングス <2531> 3,144円 +404 円 (+14.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
宝ホールディングス<2531>が3連騰し年初来高値を更新している。15日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントの株式保有割合が5.09%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「事業の一部譲渡に関する事項について発行者に対して提案を行っている」とし、更に「今後12カ月の間に提案を行う予定である。提案の目的は発行者の経営陣との間でコーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させることにある」としており、報告義務発生日は10月7日となっている。
■ダイナマップ <336A> 1,371円 +144 円 (+11.7%) 11:30現在
ダイナミックマッププラットフォーム<336A>が急伸している。同社はこの日、大和ハウス工業<1925>が代表として申請した「物流施設・モビリティハブにおける自動運転車両の受け入れ・運用に関する実証事業」が、国土交通省の「自動運転トラック実装支援事業」に採択されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。高精度3次元地図データや物流施設の管理システムと自動運転車両を連携し、物流施設内の誘導や、インフラカメラで検知した周辺車両情報を活用する安全走行支援の実現可能性を検証する。ダイナマップは高精度3次元地図データやインフラ協調型モビリティ基盤を提供。Hacobu(東京都港区)のモビリティハブ管理システムを用いて、トラクターヘッドとトレーラーの交換運用に必要な予約管理や駐車スペースの管理機能の有効性も検証する。実証車両はティアフォー<593A>が開発した自動運転トラックを使用する予定としている。
■トランザクション <7818> 1,338円 +107 円 (+8.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
15日に決算を発表。「今期経常は12%増で12期連続最高益、2.5円増配へ」が好感された。
トランザクション <7818> [東証P] が10月15日大引け後(15:30)に決算を発表。26年8月期の連結経常利益は前の期比9.6%増の65.9億円になり、27年8月期も前期比12.1%増の73.8億円に伸びを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、12期連続増益になる。
■キャリアリンク <6070> 2,695円 +142 円 (+5.6%) 11:30現在
15日に業績修正を発表。「上期経常を一転56%増益に上方修正・4期ぶり最高益更新へ」が好感された。
キャリアリンク <6070> [東証P] が10月15日大引け後(15:30)に業績修正を発表。27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17億円→30.3億円(前年同期は19.4億円)に78.6%上方修正し、一転して55.9%増益を見込み、一気に4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
■レーザーテック <6920> 41,330円 +2,110 円 (+5.4%) 11:30現在
レーザーテック<6920>やイビデン<4062>が反発。AI・半導体関連株が総じて堅調に推移している。前日の米株式市場で、データセンター運営のコアウィーブ<CRWV>の株価は6%近く上昇して取引を終えた。巨額債務を抱える同社は社債利回りの急上昇により資金調達面での不透明感が意識され、それまで株価に下押し圧力が掛かっていたが、同社に出資するエヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)がコアウィーブの財務力に楽観を示したことが支援材料となったようだ。AI関連企業の過剰投資の問題は依然としてくすぶったままの状況ではあるものの、東京市場において前日に急落したAI・半導体関連株は、いったん買い戻しの流れが優勢となっている。キオクシアホールディングス<285A>が値を上げ、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>が底堅い。
■TKP <3479> 1,946円 +51 円 (+2.7%) 11:30現在
TKP<3479>が続伸している。15日の取引終了後に、27年2月期の配当予想を無配から初配となる期末一括30円に増額修正したことが好感されている。創業以来無配を継続していたが、株主への利益還元が実施できる体制が整ったことから配当を決定した。今後は、連結配当性向30%程度を目安に継続的な配当を目指すとしている。同時に発表した8月中間期連結決算は、売上高694億300万円(前年同期比39.1%増)、営業利益46億8000万円(同44.5%増)、純利益24億5600万円(同51.4%増)だった。オフィス空室率の低下を追い風に、期間貸しオフィスや研修・セミナーなどの施設利用が堅調。また、ホテル・宿泊研修事業も寄与し、主力の空間再生流通事業が業績を牽引した。更に、ブライダル事業の平均ゲスト数・組単価の伸長に加えて、建築不動産事業が好調に推移しオンザページ事業も大幅増益となった。27年2月期通期業績予想は、売上高1460億円(前期比27.7%増)、営業利益110億円(同6.7%増)、純利益40億円(同67.6%減)の従来見通しを据え置いている。
■HIOKI <6866> 9,080円 -1,640 円 (-15.3%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
HIOKI<6866>は続急落。15日取引終了後、第3四半期累計(1~9月)連結決算を発表。売上高は358億7100万円(前年同期比22.8%増)、営業利益は71億8800万円(同51.0%増)だった。データセンター向け受動部品の需要急拡大が追い風となった。決算内容は良好だったものの材料出尽くしとの見方が広がり、利益確定売りに押される展開を余儀なくされている。
■GO <581A> 3,080円 -365 円 (-10.6%) 11:30現在
GO<581A>は大幅に6日続落している。15日の取引終了後、27年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。売上高が122億4300万円、営業利益が30億4200万円、最終利益が24億7600万円だった。同社は6月16日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄であり、前年同期の四半期連結財務諸表を作成していないため、決算短信に6~8月の対前年同期比増減率の開示はない。決算説明資料で売上高が前年同期比27.8%増、営業利益が同92.8%増、最終利益が同29.6%増だったと公表しているものの、サプライズ感に乏しいとの見方もあり、売りが優勢になっている。主力のアプリ配車事業が引き続き成長を牽引した。
■東宝 <9602> 1,532.5円 -30 円 (-1.9%) 11:30現在
東宝<9602>は反落している。15日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。売上高が1851億6200万円(前年同期比3.4%減)、営業利益が309億3800万円(同24.8%減)だったとしており、嫌気した売りが出ている。主力の映画事業が大幅な減収減益となったほか、IP・アニメ事業の営業利益が大幅に減少した。映画事業は前年同期の大ヒット作品「鬼滅の刃」「国宝」などの反動があったほか、人件費や減価償却費が増加。IP・アニメ事業では新作以外のアニメ作品の配信収入が伸びたものの、条件付き対価に関する一過性費用や海外事業の先行投資などが重荷になった。同時に27年2月期の通期業績予想を修正。投資有価証券の一部売却に伴い、最終利益を410億円から480億円(前期比7.3%減)に引き上げた。売上高は3450億円(同4.3%減)、営業利益は620億円(同8.7%減)の従来見通しを据え置いた。
■マネーフォワード <3994> 6,334円 -71 円 (-1.1%) 11:30現在
マネーフォワード<3994>は4日続落。15日取引終了後、第3四半期累計(25年12月~26年8月)連結決算を発表。売上高は469億800万円(前年同期比32.9%増)、最終損益は4億9800万円の黒字(前年同期33億8400万円の赤字)だった。バックオフィス向け業務効率化クラウドソリューションの新規ユーザーが引き続き増加した。個人向け金融資産管理サービスのプレミアム課金も順調に推移した。これを好感してきょうの同社株は朝方こそ高く始まったものの、その後はすぐに値を消しマイナス圏に転落。利益確定売りが優勢な展開となっている。
■MORESCO <5018> 2,983円 +500 円 (+20.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
MORESCO<5018>がストップ高の2983円でカイ気配となっている。15日の取引終了後に27年2月期の連結業績予想について、売上高を370億円から400億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を24億円から45億円(同90.1%増)へ、純利益を15億5000万円から28億円(同83.6%増)へ大幅に上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から70円へ引き上げ、年間配当予想を95円(前期55円)としたことが好感されている。中国を除く拠点で自動車生産台数が増加していることに伴い、ダイカスト用油剤をはじめ多くの油種で販売が増加していることに加えて、国内外で原材料価格引き上げに伴う価格是正が進んでいることなどが要因。また、データセンター向けハードディスク表面潤滑剤をはじめとする高付加価値製品の売り上げが増加していることや、ホットメルト接着剤部門での不採算製品の整理が進んでいることなども利益押し上げに貢献する。なお、同時に発表した8月中間期決算は、売上高196億2500万円(前年同期比16.4%増)、営業利益24億5700万円(同2.6倍)、純利益15億1600万円(同3.0倍)だった。
■川上塗料 <4616> 3,820円 +700 円 (+22.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
川上塗料<4616>はストップ高の水準となる前営業日比700円高の3820円でカイ気配となっている。15日の取引終了後、26年11月期第3四半期累計(25年12月~26年8月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を63億3400万円から67億8500万円(前期比14.4%増)、営業利益を2億700万円から5億7100万円(同11倍)に引き上げた。同時に期末一括配当予想を105円増額の150円(前期実績は44円)に変更しており、好感した買いが集まっている。第3四半期累計は売上高が49億4200万円(前年同期比14.9%増)、営業損益が5億4100万円の黒字(前年同期は900万円の赤字)だった。各利益が従来の通期業績予想を超過。継続的な原材料価格の高騰や諸経費増加に対応するための利益管理を実行し、販売製品ポートフォリオの見直しも含めた販売価格の是正を促進したことが奏功した。今後も同様の状況が継続するとみられることから、市場動向を総合的に勘案しつつ、業績予想を修正した。
●ストップ高銘柄
テリロジHD <5133> 500円 +80 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
セキュアヴェイル <3042> 950円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 11:30現在
ショーケース <3909> 675円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 11:30現在
Gセキュリ <4417> 7,380円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 11:30現在
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
レイヤード <634A> 3,135円 -700 円 (-18.3%) ストップ安 11:30現在
TENTIAL <325A> 1,532円 -400 円 (-20.7%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、2銘柄
株探ニュース