東京株式(大引け)=841円安と大幅続落、AI・半導体株への売り圧力止まず
20日の東京株式市場はAIインフラ関連株への売りがかさみ、日経平均は大きく下値を探る展開に。前場後半にいったん下げ渋ったものの、後場に入って売り直される地合いとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比841円28銭安の6万4075円42銭と大幅続落。プライム市場の売買高概算は21億4872万株、売買代金概算は6兆7992億円。値上がり銘柄数は335、対して値下がり銘柄数は1181、変わらずは37銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードの強い相場を強いられた。前日の米国株市場では長期金利の上昇が警戒されたものの、ナスダック総合株価指数が反発したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9日ぶりに切り返すなど強さを発揮。これを受け東京市場も追い風が意識されたが、買い気に乏しかった。朝安後に海外投資家とみられる先物への買い戻しが反映され、日経平均は下げ幅を縮小する場面があったが、実需の買いが追随できず、後場は一貫して下値を掘り下げる動きを余儀なくされた。日経平均と連動性の高い韓国KOSPIが大幅安となったことも投資家の気勢を削いだ。値下がり銘柄数はプライム市場全体の76%を占めた。一方、売買代金は前日とほぼ同じ水準で2日続けて7兆円台を下回っている。
個別では、売買代金トップのキオクシアホールディングス<285A>、同2位のアドバンテスト<6857>がいずれも下落、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連は総じて後場に軟化した。ソフトバンクグループ<9984>が大きく下げたほか、太陽誘電<6976>の下落も目立つ。フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線株も下値を探った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りを浴びた。トーメンデバイス<2737>、レゾナック・ホールディングス<4004>が急落、ツガミ<6101>、マクニカホールディングス<3132>も大幅安。
半面、ファーストリテイリング<9983>が逆行高、任天堂<7974>も買いが優勢。日立製作所<6501>がしっかり、NEC<6701>、HOYA<7741>なども上値を追った。日本製鉄<5401>、JT<2914>が堅調。東宝<9602>が値上がり率トップとなり、朝日インテック<7747>の上昇も目立つ。吉野家ホールディングス<9861>が物色人気、コーエーテクモホールディングス<3635>も買いを集めた。