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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 「業績に順張り、株価に逆張り」で活路を開く!

市況
2026年11月1日 9時30分

「『業績に順張り、株価に逆張り』で活路を開く!」

●市場全体が弱いわけではない

順調に戻り始めていた東京市場に再び変調が表れている。

その震源は米国のハイテク2銘柄である。まずはインテル<INTC>。29日に発表した決算を受け、同社株はその後の時間外取引で終値比一時23%安と急落したのだ。これは2026年10-12月期の売上高見通しが市場予想を下回り、巨額の設備投資負担が嫌気されたためだ。さらに、グーグルの親会社アルファベット<GOOG>も同日のナスダック市場で前日比12%超安と大きく売られた。AI(人工知能)関連の設備投資が膨らむ一方で、利益への貢献が期待ほどではないとの見方が売りを招いた。

この2社の急落を受け、週末30日の東京市場でもアドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、イビデン <4062> [東証P]などに売りが集中した。

しかし、ここで悲観一色になる必要はない。米国では、これまでに決算を開示したS&P500採用企業の約8割が市場予想を上回る決算を発表している。スター中のスター株であるアップル<AAPL>も直近公表済みの第3四半期(4-6月)決算では売上高が前年同期比16%増だった(第4四半期決算は11月2日に発表予定)。つまり、米国企業全体の収益が崩壊しているわけではないのだ。

東京市場でも日経平均株価が大幅安となる一方、TOPIX(東証株価指数)構成銘柄には値上がりする企業が多い。「AI・半導体株は弱い。しかし、市場全体が弱いわけではない」、これが現在の相場の重要な特徴となる。もちろん、AI・半導体株に対する安易な押し目買いは避けたい。巨額のAI投資が収益に結びつくか、なお見極めが必要だからだ。

●好業績証券株の調整局面は逆張りの好機か

では、どこに活路を求めるか。私が注目したいのは、 証券株である。株式売買の活発化や預かり資産の増加を背景に、好業績を確保している企業がある。それにもかかわらず、投資家心理の悪化で株価が調整するのならば、逆張りの好機になり得る。「業績に順張り、株価に逆張り」。いまこそ、この原則を活かしたい局面となる。

そこで、まずは松井証券 <8628> [東証P]だ。2026年4-9月期の経常利益は前年同期比62.8%増の165億円。ネット証券としての収益力に加え、売買活発化の恩恵が大きい。好業績が確認できるため、株価調整時の逆張り候補として有力だ。加えて、さらなる強力支援材料がある。もちろん、あくまで私から見てのことだが、それは松井秀喜氏が読売ジャイアンツの新監督に就任することだ。

「それが松井証券とどんな関係がある? 姓が同じだけじゃないか」となろうが、見逃してほしくないのは松井証券のCMだ。松井氏が登場しているのである。これは大きい。ゆえに株価は反発必至と期待したい。

成長株投資が好きな私が、証券株の中で最も業績が気になるのがいちよし証券 <8624> [東証P]だ。同証券は成長株の発掘に熱心で、顧客も成長株投資で成功した人が多くいる。時々、「どこの証券会社で売買しているのですか」と尋ねると、「いちよしです」と誇らしげに答える投資家もいるほどだ。それなのに、現在の株価は失速中である。だからこそ、投資魅力あり、となる。

最後に、岡三証券グループ <8609> [東証P]を。知人の証券マンが多数在籍した証券ジャパンと岡三ビジネス&テクノロジーが合併、中堅強者の合体で経営力が明らかに増している。富裕層向けファンドラップの契約資産残高も増加を続けており、収益の安定が見込める。こうなると、中長期にわたって株価の上昇が見込める銘柄と認定できるのではないか。

2026年10月30日 記

株探ニュース

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